真田丸21話 「戦端」

真田丸の三成は滋賀県が作ってる武将と〜言えば三成〜♪のCMを体現している素晴らしいキャラですね。

  • 信繁子をあやせない

信繁も親なのにね……一緒にいたことがない。気の毒。

三成がホワイトだと対応して千利休がブラックになるシステムです。その逆も多い。

  • 奥の女子会

茶々が子供産んで自信をつけて遠慮がなくなってる!
寧様への態度が大きくなってる!
寧様がスルーする代わりに阿茶局の顔が大変なことに!
浅井長政はイケメンで有名な人ですね。

「自分がダメなのはわかってるからお捨が生まれてほっとしている」
「でも自分はお捨に後継ぎの座を奪われたって思ってると詮索してくる人がいる……」
「風車をお捨に」
身の程知ってるし、良いやつだし、状況もわかってるけどこの後ああなるのか。なんという……。秀長に次ぐ人間力じゃないか……。

信繁の娘に風車を作って渡す作兵衛。秀次もお捨にしっかり愛情を持っていることが示されたシーンなのですが、周りはそうは見ない!
神輿担ぎは神輿の気持ちは気にしない!

  • きり「わたしのことを振り回すのはやめてください」

何言ってるんだお前!? と思ったけど、茶々の前で「二人は良い仲?」(これは風除けに使える!)「ええ、まあ」とかやってるからな。信繁も悪いよな。

  • 味噌国から味噌国へ

味噌国から来た稲姫が「信濃の食事はしょっぱい!」と言っていたので「味噌国から来たのに!」と思ったのですがよく考えたら信濃もいい加減味噌国でしたわ。
稲「薄味の梅干しがあるのでお構いなく」
そんなのすぐなくなっちゃうじゃんどうするの、と思ったら……。

週刊サイクロンホンダが梅干し定期便で補充してたのね……。
でもさーこんなに過保護にしたら稲が真田に溶け込めなくなるんですよ。なんか離縁してから健康になったおこうさんがバリバリ株上げてて稲のアウェイぶりが半端ない。信幸兄ちゃんももっと踏み込んでやれ。っておこうさんがいるからこの人にはできないのか。なんとややこしい……。
本多1号は上田合戦での信幸兄ちゃんの活躍を認めて稲を嫁に出したって話があるのでそこが欠落したこのドラマだとしばらく信幸兄ちゃんは日本一厄介な舅に寿命を縮められ続けるな……。

  • 家康氏政会見

板部岡「本多正信が来てます」
氏政「家臣風情に俺は会わないの知ってるだろ……あ、家康が来てるってこと」
ここはなんか良かったですね。
家康「家のために長いものに巻かれるのは卑怯ではない。頭を下げるだけ。何も変わらない。徳川も上杉も真田もそうした。そちらもそうしないと嫁にやった娘を返してもらわないといけなくなる」
関八州の覇者たる誇りと自信とを一人で背負い込んでる」氏政のプライドを最大限慮っての忠告……に見える。でもこの氏政は北條 is No.1 思考だから、これでも煽りにも見えるんですよねえ。徳川も上杉もそうした、それがどうした、うちは北條だぞみたいな反応を引き出そうという煽りにも見えてしまう。
なので本多正信が「本心?」って聞いてくれて良かった。家康の意図がわかった。家康、北條が滅亡した方が嬉しいけど助けてやりたくなった、というのもわかる。家康は今川と武田と織田がひっくり返ったの見てるんだものね。
んで氏政はよそと違ってうちは北條なんだから、頭を下げるだけなんて嫌だ。沼田を寄越せと。

  • 信幸兄ちゃん「上洛したい……」

つらいことたくさんあるけど、おこうさんと稲姫は兄ちゃんがうまくやらないと幸せになれないのが目に見えてるんですよね……。

  • NGワーオ人質

一回言い淀んだけどちゃんといった昌幸パパ。たぶんあのままママ上を言いくるめることはできたはずだけど、そこはしないんだなあ。バレたらあとが一万倍大変なだけかも知れないけど。

  • 戦国おじさん昌幸と平和な世を見据えた信繁三成大谷吉継

吉継を吉継と書かずにずっと刑部と書いていたのは変換が一発でできないのが面倒でずっと刑部と書いていたのですが変換できるようになったので吉継呼びにします。刑部だって一発で変換できないじゃないかって方は「おさかべ」で変換してみてください。
京屋敷に隠し扉をワンサと設置してワクワクしていた戦国おじさん昌幸ですが信繁は「もうそういうの要らんすから」とあっさり排除してしまいました。そもそもーあの三成のことですから図面を見られるかもしれませんし、普請(工事)の途中にチェックされて「何この隠し扉は!」ってなったら真田の心証が悪くなるだけですから。
今回三人が戦を避けるために考えたのは沼田の帰属を巡って談判を行うというもの。三成の理想、戦いをなくすには合致してるんですけど、沼田って真田と北條が散々争ってきたところなのに、それを豊臣が談判聞いて裁定するってさ、豊臣がすごく上からっていうか、面子潰しではあるよね……。この三人はこの三人で、戦国おじさん達の考えが今一つわかってない。
秀吉は天下統一したくて仕方ないから、談判が拗れたら北條潰せばいいだけとか考えているに違いない。

昌幸パパはそこまで来てるなら自分が出なさいよ……。「真田だけは関白殿下の顔をきちんと立てているのだぞ」となって裁定が有利になるのに……。パパは名代だらけのところへ本人の自分が出たら自分の格が下がるって思ってるんですけど、今は秀吉が格を承認して与えるみたいな情勢になっているのがわからないんですねえ。
しかし真田北條徳川は名代が出ましたけど、裁判長は秀吉本人なんですね。これはやばい。これによって今回の裁定は一旦預かりとかぬるい形では終わらず最終的なものになってしまいます。んで、三成とか三成に丸投げする秀次が出て来てるなら沼田統治の正当性の証拠みたいなのは役に立つんでしょうけど、秀吉本人だとなあ、心証と打算の産物になって、証拠とか正当性とかないがしろにされそう。そして今真田と北條どっちの心証が良いのかと言うと……。
信繁「被告側、準備完了しております」
雪斎「原告側、もとより」
秀吉「それでは判決を下す! 北條は死刑!」
とかなっても私は不思議に思いません!

三谷さんは会議みたいなところの攻防の話、得意ですからねー。清須会議も面白かったですし、今週はすごい引きでしたし、来週は期待大です!