【ネタバレあり】真田丸29話 「異変」

大事なことは何度言ってもいい!
今回のテーマは「繰り返し」でしょうか。
今回を繰り返して、犬伏の別れがありそうです。

  • 大事なことなので二度言いました

秀吉「儂が死んだら徳川筆頭の大名合議制で政治してな」
家康「ははーっ」
秀吉「儂が死んだら徳川筆頭の大名合議制で政治してな」
家康「は? ははーっ!」

家康「何で二度言われたんだろう。急かされたのかな?」
三成「大事なことなので二度言ったんでしょう」

秀吉「家康を呼べ。儂が死んだら徳川筆頭の大名合議制で政治してな、って伝える」
三成「もう二度伝えてますけど。あとその前に大名合議制じゃなくて俺ら奉行による政治にするって言ってました」
秀吉「儂ボケちゃったん?」
信繁「ボケてないボケてない、疲れてるだけ」
秀吉「"捨"のために死にたくない……」
信繁「楽しいことだけ考えようぜ」
信繁まで釣られて繰り返してしまった。

子供の件であんなに喜び合った直後にこうなるのか……。
「秀吉の調子はどうなの?」
「何もないです。いつも通り」
「真田のためになるんなら秀吉になんかあったら徳川に着く。で、秀吉はどうなの?」
「何もないです。いつも通り」
こんな嘘信幸兄さんが見抜けないはずがない。でも突っ込まなかった。「ああ、もう真田より豊臣を大事にするんだ」って、信幸兄さんは信繁を諦めてしまったのか。
でも信幸兄さん、信繁は徳川に妻を殺されているのですよ。
新しい妻に「前の妻は忘れられない」と言っている妻を。その徳川につくんやでって言われても、すぐに承服できるとお思いで?
まあ、でもだからこそ信幸兄さんは信繁の嘘を問い詰めなかったのかも知れない。

  • 信幸兄さん仕事の上では毎回間違えないけど家の中は常にだらしないのな

「そのまま、そのまま」 パパ上の繰り返しだ。パパ上も家の中は何となくだらしないからなあ。
まずは結果オーライですけど。何あのツンデレ。あれなんてエロゲ? でも、おこうさんと稲の対立はどうするの。解消できるの。

信繁の前妻忘れられぬ宣言に対しても「打ち明けてくれた嬉しい」と、良くできた妻のようですが。三成が「苦労するぞ」と。三成が意味もなくこんなことを言うはずはないので、きっと何かあるんでしょうね。

  • 定めは見つかるか

おとりばあ様に「己の定めを生きよ」と言われた真田兄弟。
地震が起こって昌幸は奥さんを置いて伏見城に駆けつけました。己の才覚を生かす場が欲しい、それが定め。
信幸は稲、次いでおこうさんのところに駆けつけました。真田家を守る、それが定め。
信繁は秀吉のところに駆けつけました。豊臣を守る……! これまでの信繁は秀吉怖いし、茶々もやばいし、三成は人を不快にさせる何かを持っていると思って深入りはしてこなかったのですけど、ここへきて豊臣家の哀れぶりが見えてきて、深入りしてしまいましたね。信幸に指摘されていましたけど。