コピペで感想

http://d.hatena.ne.jp/hotcake/20050808/1123518330
ってな話を紹介して奨励するようなことをすると自分ところの記事もどこかからのコピペなんじゃないのこれと思われるつうことに頭が回らないのか、のか。

それはそうと読書感想文といったらそりゃあ私も書くのは嫌でしたけど、いかに変な感想を読んだ本からひねり出して先生を混乱させるか、といったことに血道をあげてその面白さでモチベーションをあげていたりしたんですが、やっぱりそういう人は少数派ですか。
まあこの手を使うと読み手によってはひどく低い評価*1をされるのでおすすめはできませんが。
良く考えたらというか良く考えなくてもゲームのつもりで出題したわけではないのに勝手に私にゲームの対戦相手にされたらそりゃ怒るか。


安易にコピペに流れる層は、たいてい再構成能力なんてありゃしないのが問題なのだよ。

レポートを読んでいると、いくらなんでもないだろうという日本語が連発される。

(引用者中略)

今年も、〆めの文章が「〜については後述します」で終わってたレポートがあった。最初の文章が「〜で述べたように」から始まるというのも体験済。文章の途中に「このサイトでは〜」という説明が入ったものもあった。まぁ読書感想文ではこういうことはないかもだけど、どう考えても自分の書いた、自分が提出する文章を吟味していないどころか読んでもいないことがわかったりする。無茶苦茶だよ。

〜で述べたように から始まるとはずいぶん刺激的なレポート!! というかインチキしてるのにインチキがばれないような方策は練らないのか……いや、練らないのではなく練れないとここの人は言っているのですね。ううううううむ。
結構インチキがばれないようにするのは大変なんですね! そういえば私もインチキしようとしてばれないように色々やったらそれはそれでコストが掛かったんで結局真面目にやったほうがいいわこれみたいな結論に達したことは結構ありますねー。

関連して。


国語っちゅーのは読解力よりも、その出題者がどんな答えを書いて欲しくてこの問題を出したかを推理する能力を発揮する場なのですよ。って、これは「ドラゴン桜」でもあったね。まあ、文章を読むのではあるから、最低限筋を掴める程度の読解力は必要なのだろうけれど。

野坂昭之の作品を題材として「これを書いた時の筆者の気持ちを答えなさい」という問題が出て、野坂昭之の娘が「これを書いた時どんな気持ちだったの?」と聞いたら、野坂昭之は「締め切りに追われてて泡食ってた」と答えたので、その通り書いたら先生からはバッテンを貰ったというような話がありますね。
(試験での)国語能力=出題者の心理を読む能力、であることは間違いなさそうです。

*1:というか、叱られたりする。叱られた場合は間違いなく先生の想定を超えたものを書けたことを表しているので、私の勝ち。