倉庫の街

競りゲーです。とは言っても競りがなんというか渋いというか3コイン支払えば「おおー支払いましたねあなた!」という感じですごくお金がない競りゲーです。
そんなの成り立つのかよ! と思うのですが、ワーカープレイスメントと競りが合体しているのですね。全員3ワーカーを持ってターンを始める。で、買いたいカードの上にワーカーを置く。このまま全員の順番が終われば1コインで買う権利がありますが、まあ大体はそうならなくて、他の人がそのカード欲しいなと思ったらそのワーカーの上に自分のワーカーを置く。このまま終われば2コインで買う権利がある。以降3コイン、4コイン……といった感じ。毎ターン収入は何もなければ1コイン。何も競り落とせなければ2コインもらえるという感じです。
値段のつり上げにはワーカーを消費するのでわりとリスクがあります。そして購入権は放棄しても構いません。購入権を放棄すると次のワーカーに権利が来るので、1コイン安い価格で他のプレイヤーへ購入権を譲ることになるわけですね。お金がみんなあんまりないのでどことどこを誰が買う気なのかそれとも買わないのか、あるいは買えないのか見越して購入していかないとひどい目にあったりして。なかなか、面白い競りシステムです。
このゲームでしんどいのは勝利点を得るためには結構色々条件をクリアしなければならないところ。八方美人的に勝利点を得ようとするとどれもうまく行かなくて死ぬし、かといってどこかに特化しようとすると誰かと作戦被ったら最後死ぬしかない……。競りがしんどい=あまりたくさん物を買えない仕組みのためどうしてもそうなっちゃうんですよね。ここさえクリアできたらかなり素晴らしいゲームなのですが……解決法はちょっと思い至らないですねえ。水準よりちょい上のゲームかと。