テラフォーマー

アグリコラのように労働力を早い者勝ちで配置して行動を決定、そして毎ターン必要な物資を支給できないとマイナス点。この労働力を利用して勝利点をもっとも多く稼いだプレイヤーが勝利するというゲームです。
行動の一部は毎回ランダムにカードで選ばれるため違う展開が楽しめます。またアグリコラより相当プレイ時間が短い、というゲームです。
大変評判がよいようで、これを土曜に遊んできました。
感想としては、いや素晴らしい。随分頭使ったなーという感想の割にプレイ時間は短く、私としては満足度が非常に高いゲームです。
労働力は都市レベルというもので毎ターン使用できる量が決まります。
緑化レベルの分だけ酸素が発生し(これが「必要な物資」です)、都市レベルに緑化レベルが足りていない場合、酸素の発生に労働力を割かねばならず、これを怠ると勝利点-5(かなり痛い)です。
科学レベルは労働力の威力を上げます。労働力駒を配置する場合、置いた労働力駒+科学レベルの威力を持ちます。たとえば酸素を3つ発生させたいとして、科学レベルが0ですと労働力は3必要ですが、科学レベルが2だと1労働力で済みます。

勝利点はカードで選ばれる特殊行動や戦争、カーニバルによって発生します。ターンのラストに各プレイヤーが戦争枠に置いた駒の威力を比較して最大の人、同点の場合はよりスタートプレイヤーに近い人が勝利し勝利点5と次ターンのスタートプレイヤーの権利を得ます。2位の人は勝利点3です。また、カーニバルは枠に置いた駒の威力分だけ勝利点を発生させます。
6ターン繰り返して勝利点が最も高い人の勝ちです。

こういう労働力配置型(ワーカープレイスメントとか呼ばれます)のゲームではとにかく労働力の数を増やすのが勝利への一手ですがテラフォーマーでは労働力駒の威力を上げる要素もあるので通常は都市レベルと科学レベルの両方を上げていくことになると思います。両方を上げていくと必要な酸素も増えますが発生する酸素も増えていくためにこれは緑化レベル放置で安定かしら? と思っていたのですが、緑化レベルをモリモリ上げて勝利点最大を2回も取った方がいたので「あーこれはそんな単純なゲームではないのか」と感心しました。