謀略級三国志会結果詳細+軽い考察

各キャラクターの勝利条件についてはこちら→http://d.hatena.ne.jp/rerasiu/20081122/p1
各キャラクターの勝利しやすさについての考察はこちら→http://d.hatena.ne.jp/rerasiu/20081123/p1

今回採用したハウスルール

  • 許邵の人相見の際捨てるカードは1枚でよい
  • 左慈の勝利条件について、諸葛亮が東南の風を吹かせない場合3回目の新時代の足音で勝利とする。諸葛亮が東南の風を吹かせた場合は元のまま4回目で勝利とする(3回戦まで)

第1回戦

参加キャラ(○は勝者、★は初プレイの方)

私いきなり管輅ですよ。管輅は他のプレイヤーのキャラクターカードを見て、勝者を予想し、当てれば勝利というキャラクターです。つまり、管輅は二人で一つの勝利条件を満たせば勝利となるわけで、単純に有利ではあります。他プレイヤーからの強力な妨害は考えられるでしょうが……。
で、皆さんのキャラカードを見せていただいたら、まあ、みなさん揃いも揃ってしんどそうなカード。と、思ったら、いましたねー陳琳。陳琳は普通に勝利条件を満たしやすいカードなので、迷わずこれ。
@atami_urara は、謀略三国志会開催に際し、「諸葛亮での勝利を狙いたい!」と発言していたのでちょっと期待しつつゲーム開始です。
これまでのプレイでは開幕直後は遊説を繰り返し、まず様子見となるのが多かったパターンですが、参加者によって全然雰囲気が変化するこのゲーム、今回は「カードを引く」アクションや戦争でカードを得ようとするプレイヤーが多く、展開は早めとなります。@ZYOKO さん、@puniko さんによりやや魏が伸長気味かなーと思った所へ、許邵 as id:shijuushi さんが程イクを看破! いきなり当てるのは凄いです。これにより曹操への警戒は強まります。さらに荀イクが看破される展開では、当然の帰結として袁紹呂布が突っ込んできておさらばです。何か藤甲兵+火計のデスコンボとかも飛んできて曹操が死亡したりしていました。さて、@atami_urara as 諸葛亮が様子を見ている間に、呂布の被害を受けなかった蜀が徐州方面で微妙に伸長してしまいます。ここで勢力を伸ばすのは他のキャラクターの勝利条件に掛かりやすくうまくありませんが、そこから蜀を滅亡させて西に植え替えるのではいかにも手が遅くなりうまくないと考えたのでしょう、そのまま蜀を広げざるを得ない状態に。@atami_urara as 諸葛亮は東南の風で大量にカードを引くことができることを有効活用するため、カードのカウンティングをしています。場に出ていないカードを把握しておくことで、デッキの残り枚数が少ない際に欲しいカードを引く確率を高めることができるわけです。今回は9枚になるまで引けるわけで、この発想はなかったわ。普通1枚ずつしか引けないゲームですからね……。何のカードが残ってるのかという意識は持ってましたけど、そこから自分が好きなカードを引くところまでは考えおよびませなんだ。
私が応援する陳琳は当初魏での勝利を目指していたようですが、孔明の藤甲兵+火計のデスコンボで曹操が陣没したので袁紹に乗り換えます。しかし袁紹に軍師が付いている時点で田豊、陳琳疑惑は付いて回るわけで。怪しまれないよう袁紹に仕官しないまま私も支援しましたが、諸葛亮が付いた劉備に叩かれて袁紹は急速に勢力を衰退させます。この頃、曹操を駆逐した呂布が新時代の足音で消滅したため、洛陽・許昌が空となり@re_ne as 于吉が袁術を引き込んだりしています。まあ袁術だしと言うことで放置され気味でしたが、実はこれ、結構危ないです。呉が滅亡していたらかなりいい線でした。
陳琳に話を戻すと、別に陳琳はどの勢力でも目的を達成できるので、袁紹が衰退したところで蜀に乗り換えてしまえばいいのです。すかさず蜀に乗り換えたid:nobuhiro-n さん as 陳琳。私管輅も続きますが、当然諸葛亮は警戒してid:nobuhiro-n さんを讒言で放逐します。が、ここで私も諸葛亮に讒言。蜀を自由に操れるようになったところで勢力を伸長したところでid:nobuhiro-n さん as 陳琳に作戦が通じたようで、あとが遊説で蜀勢力の中にホールインワンするのを待つだけ。果たして大勝利でした。

許邵 as id:shijuushi さんは、程イク、荀イク賈クを看破し、管輅は元々オープン、諸葛亮は自分から正体をばらし、残りあと3人となかなかいいところまで辿り着いており、ナイスプレイだったと思います。特に賈クを看破したのは凄いです。

終了時の盤面(クリックすると物凄く拡大します)

第2回戦

参加キャラ(○は勝者)

勝利者から時計回りでプレイしましょうということで、私の左隣がid:nobuhiro-n さんだったこともあり、ファーストプレイヤーは私に。最初に遊説した先は天水で、ファーストカードドロー。新時代の足音。呂布勢力が滅亡しました。私は呂玲綺。あれ超絶ラッキー! これによって、新時代の足音でいつでも崩壊する呂布勢力がとりあえず1回目のカードシャッフルまでは活動を保証されたわけで、天命我にあり! と思ってもはや正体を隠す必要無しと自重せずいきなり天水で旗揚げし、握り込んでいた赤兎馬を使って次の自分の番を迎えれば勝利だーと思っていたら微妙に遅かったらしく直前で新時代の足音が出て呂布勢力崩壊。泣きながらもう1回同じ状況を作り出したらまた直前で新時代の足音。ゲーム終了で左慈勝利……と思いきや、同じ勢力の軍師にid:nobuhiro-n さん as 貂蝉がががが!! というわけでid:nobuhiro-n さん連勝! 9人プレイでこれは快挙です。
終了時の盤面(クリックすると物凄く拡大します)

天水武都漢中綿竹に広がっているのが呂布勢力で、2回この形に持って行ったんですけどねー。これだけラッキーに恵まれても勝てないとは呂玲綺厳しい! 良く見ると广統と法正が協調していて勝利点12。惜しいところまで来ています。これは新時代の足音が出なくても自分の番が来ていたか怪しいところはありますね。

第3回戦

参加キャラ(○は勝者)

混沌とする中華。大勢力は崩され、崩されして結局ほくそ笑んだのは左慈
どこかが勝ちそうになると左慈が縮地の法で君主のところにぶっ飛んできて「空白地以外で旗揚げ」を利用し直接呂布をぶち込んでくるんですよ。悪質すぎるテロ行為です! これが功を奏し左慈大勝利です。
で、ようやく気付いたのです我々は。3回目の新時代の足音で勝利とすると左慈が強すぎると。勝利条件満たしたの2回連続ですからね。
いや、以前は左慈で勝つのは非常に難しいと思われていたんですよ。でも、人数が多い場合はその分カードも多く引かれることになり、新時代の足音も出やすくなる、と。無論、他キャラの勝利条件も人数が増えれば引き下がるのですがそれを勘案しても大人数の場合はちょっと3回目で勝利とすると左慈強すぎるなあと。4〜6人プレイで3回、7人以上は4回で勝利とするのがいいのかなとぼんやり思っています。これはテストが必要ですね。
私は早々に曹操が殺されたので泣いて暮らしていました。

第4回戦

参加キャラ(○は勝者)

勿論管輅の行動は注目を浴びます。序盤から中盤にかけて管輅の手により暴れた呂布許昌を占拠し洛陽にも魔手を伸ばします。なのにまさかの呂玲綺予想か! などという発言はまったく出ず、周囲よりは「新時代の足音で早々に崩壊するだろう」と見られていましたがこれがさっぱり瓦解せず、それならば利用してやろうという勢力が出ると大崩壊して中原に広く空白地が広がりました。
そこへ差し込んだのが魏でしたが、そろそろ荀イクの勝利が見えるというところで司馬懿によるまさかのクーデター。晋が立ち上がり、魏は晋に攻め込めないルールがあるため、周囲に魏しかいない晋はかなりフリーハンドになります。まさにジャストタイミングなクーデターで勝利ポイントあと1点という所まで踏み込むも管輅・左慈の波状攻撃で勝利を逃します。その後も勢力が大きくなるところが出るたびにまたも左慈が縮地の法で現れ空白地以外で旗揚げの能力を使い本拠地に呂布を送り込むテロで収集付かず。中原どころか荊州まで大空白地帯であり巻きで五代十国時代が来てそうな中華が発生。
その時の盤面(クリックすると物凄く拡大します)

そこへ3枚目の新時代の足音が訪れ、またも中華を時間切れが襲うと思った所保険に保険を重ねていた管輅が陳琳の直接協力に向かいギリギリで勝利。
許邵は管輅がオープン、司馬懿左慈華佗が自ら正体をばらし陳琳を看破。荀イク密偵カードを使って看破し残り3人まで迫ったものの禰衡を見抜くのはおそらく無理でした。
終了時の盤面(クリックすると物凄く拡大します)