秋葉原の武器屋へ行ってきました

アキバblogさんでも紹介されていた武器屋さんへ行ってきました。
地図をしっかり見ないと迷ってしまうかも。昨今の秋葉原の規制強化により路上に看板が出せないのだそうで。
秋葉原の規制強化といえばレザーマン*1を持っていただけで逮捕されたなどという話も聞く昨今、こういう店を開くというのは相当大変なのでは? と思っていたのですが、やはり結構気にされていました。変に圧力をかけられたりすることがないよう祈るばかりです。
品揃えは西洋サーベルの種類が一番多い感じで、西洋剣を中心に日本刀もあり、ウォーハンマーもあり、さらにチェインメイルやヘルメットの類もありといった感じです。
さて、西洋剣は山海堂さんと同じく輸入品だそうですが、この輸入の時に銃刀法でいろいろ引っ掛かるそうなのです。一定以上の硬度*2のある金属で一定の長さ以上の刀剣の形をしていれば引っ掛かってアウトになります。刃が入っていようといなかろうと形状と硬度だけでアウトになります。グラインダーで削れば刃は入ってしまいますから。引っ掛かったものはその場でボッシュートです。
そこで輸入時に鉄の刀身だと硬度の点でまずアウトなので、輸入するために特別に刀身を真鍮で作ってもらうのだそうです。そこへ鍍金をかけて、という感じなのだそうで。置かれていたブロードソード系の剣は大体が鏡のようにぴかぴかの刀身を持っていました。iPODの背面みたいな感じですね。
防具関係はこういうショップではないがしろにされがちですが結構あります。チェインメイルの他にもプレートやガントレットなどなど。この鎧の中にはファイアーエムブレムのあの歌うCMで使われたのと同じものもあります。ガントレットはあまり他所では見ないので貴重ですね。
日本刀はお手頃なものだと大小セットで1万円のものもあります。ただ材質の関係で強度がそんなに高くないので、振り回すと破損の可能性があり危険だそうです。いい材質のものを使っているものになると山海堂さんで扱っているものと同じくらいの値段になります。まあ鞘に収めて飾っておくだけなら見分けはつきようがありませんしお手頃価格のものでもいいのでは。
日本刀そのものだけではなく、大小を飾っておくための台も販売されていました。いや探していたんですよ。山海堂さんでは売られていなかったし、かと言って刀剣屋で購入するのも……と思っていたので。ですが現在在庫が無いそうです。年末までには入荷するとのことでした。
サーベルは南北戦争ものが充実していました。私はこのあたりさっぱり判りません。
その他ですと、実際に自衛隊儀礼刀と同じものがありました。全く同じものだそうで、お値段18万円。さすが本物は違う。しかしこのお店では刃が入っているものは1点もないのです。ということは、そう、自衛隊儀礼刀は真鍮製の刃なしなんですね……。以前は鉄のものもあったそうですが、そうなるとそれを作っている業者は結局自衛隊にしか売れないわけで、割に合わないため製造をやめてしまったとか。この真鍮製の儀礼刀も輸入ものだそうですが、これを作ってる業者は世界の軍隊のかなり多くの儀礼刀を一手に製造しているとか。すると外国の儀礼刀も真鍮製ですか。意外ですね。
現在はカードは使えないそうですが、年内には使用可能にしたいとのことでした。秋葉原には銀行どころかATMすら碌にありませんから、これは是非実現して欲しいところですがカード導入も結構大変みたいです。
それと、近日中に店頭にインターネット回線が引かれ、Webサイトが開設される予定だそうです。在庫の状態を確認できる状態にするとのことですので、早い実現が待たれますね。
これからさらに取り扱い品の種類も増えるとのことですので、個人的に期待大です。

*1:折り畳み式ペンチ、にナイフも付いているという代物

*2:HRC(ロックウェル硬度)という単位で40以上ということですが、このHRCについては私はさっぱり判りません