安心が呼ぶ危機
モラルハザードモラルハザードって言いますけど、わりと誤用が多い言葉です。本当の意味はこちら。
例示すると本当のモラルハザードというのはここで書かれているようなこと(むしろ、「安全」だと思い込む心理にスキができる)を言うんですな。
ウイルス対策ソフトが入ってるからウイルスのことなど気にしなくても大丈夫! とかそういうやつですな。
しかし実際は、どうなんでしょう。
ここで、新種のウイルスが発生したとします。
この時点では、対策ソフトから見てウイルスは未知のものです。未知との遭遇です。対処できないと考えて良いです。
で。
そのウイルスがメーカに発見されて、それの対処が行われ、さらにその対処データをダウンロードしてソフトに組み込んだ後になってはじめて、新種ウイルスに対して対処ソフトが有効になるのです。
この作業が終了するまで対処ソフトはわりあい無力です。
なので、ウイルス対策ソフトを導入していても怪しげなメールとかには充分警戒しなければいけないのです。モラルハザードこわい。
さて、何でこんな話をしたのかといいますと。
ウイルスメール届きすぎなんですよ勘弁してくださいよ仕事に差し支えますよ真面目に働いてない分効率よく仕事を片付けないと滞るんですよそしたら夢の残業コースだしそれは嫌なんですよと言うか真面目に働けばいい話だと思った。
あとトラックバック先のお話は非常に面白いので紹介しようと思ったのもあります。
ざざっと読ませてもらったのですがこの方は人を見る目をかなりお持ちのようで、それを自負していらっしゃるようです。非常に苦労をなさってきた結果だと思います。人を見る目ですか、私も実はそれなりにはあるつもりでいます……はい、これがモラルハザードです。