打率10割とは

 バッティングロボットなるものができたそうです。こちら

 日経新聞の朝刊に「打率10割 ロボ打者」という見出しで記事になっていました。変化球も打てるそうで。なかなか凄いですね。

 しかし。

1000分の1秒ごとにボールの位置を確認するので、ストライクゾーンを通ればほぼ100%の確率でボールを打ち返せるという。

これは打率10割とは違うんじゃ……。バットに当たったからといってヒットになるとは限らないでしょう。んな無闇矢鱈にバットに当てるだけでOKってんなら我らの高木浩之さんにお任せですよ!

 高木浩之さんは401打席で20三振。100打席あたりおよそ5三振で非常に三振が少ない。ミートがうまいのです。今年は四球は36と100打席あたり9ですが、例年は5ぐらいです。ミートがうますぎるのでボール球も当てまくりです。ですから打率の割に出塁率が低い。それでいて別段打率が凄く高かったりはしないのです。素晴らしい。

 というわけで、バットに当たるだけでは打率も出塁率も上がっていかないのです。日経はもう少し正しく記述すべきです。連続打席無三振記録ロボとか。

 でも打率高いにしても連続打席無三振にしてもどうせイチローだから「イチローロボ」とか「イチローボ」とか、「メガロボティクス鈴木一朗の野望風雲録パワーアップキットEX」とかそういう名前にすればいいと思った。