映画見た その1

スーパーヒーロー大戦Z

あのですねーメインターゲットの子供たちがどうなのかは知らないですけど、スーパーヒーロー大戦に私たちボンクラ大人どもはまともなストーリーなんざ期待してないんですよ。これまでもめちゃくちゃだったのでそういうの期待してる人はもう去った後だし、たぶんきちんとした話とか作るの無理。
にも関わらず今回はきちんとした話を作ろうとした形跡があるんですよ。まあ、めちゃくちゃな話ばっかり子供に見せるのもなんか教育上良くない気もする。うん、わるいことじゃない。でも形跡しかなかったんですよやっぱり無理だったんですよ。なんかところどころきちんとやろうとしたせいでボンクラレベルだけ下がっちゃったみたいな。これはちょっと残念かなー。

  • 先代ギャバンが話が通じない上層部の権化みたいになってた

先代ギャバンは当代ギャバン宇宙刑事ギャバン名跡を譲ってしまって長官職に就いているのですが「宇宙を救うためには地球ごと潰すのもしょうがないよね」と主張してまったく譲らないのはどうなの。そういうのとぶつかるのが先代ギャバンじゃなかったんですかー?!

先代ギャバンと言えば戦闘が始まったらまずレーザーZビーム! みたいな感じで戦ってたのに、前回の映画で当代ギャバンは1回も飛び道具を使わない。その代わりにギャバンダイナミックが二段技になってて「なるほど、当代ギャバンは近接戦闘特化なのか」と思ってたのに普通にレーザーZビーム出してた。前回はなんなの。前回から修行してレーザーZビーム出せるようになったと考えるか……。

  • キョーダインの扱いひどい

フォーゼ映画で悪役にされてしまったキョーダイン。今回もなんとなく悪役っぽい感じで出て来たのにピンチをヒーローチームに救われて、その後仕切り直しバトルの時に寝返るでもなく敵対するでもなくよくわかんない態度を取ってたらなんか爆発させられてた。あんまりでは。

  • ゴーカイシルバー、使い勝手良すぎ!

さすが歴代ヒーローに詳しい男だぜ。ギャバンと他のヒーローの顔つなぎバッチリした。当代ギャバンが序盤ナイフみたいに尖っては触る物みな傷つけてたせいであれだったけど。
大体そんな感じ。

アイアンマン3

今回の社長もボンクラメカ大好きヒーロー願望マン社長だったのでそれは大変良いと思いました。
んですけど、アベンジャーズで異星人からアタックされてわりと敵わなかったことがトラウマになっていたみたいなのはちょっと残念。そういうの気にしない鷹揚さとボンクラさがあると思ってたんだけどなー。なんだか寂しい。
それはそうとして「スーツない……ボク何もできない……」とか存分にボンクラぶりを子供に見せつけたところ子供が「メカニックなんだろおめー、何か作れや」と言われるや否やホームセンターで買い物して武器たくさん作っちゃう社長がマジボンクラ危険人物で最高。こいつ野放しにしていていいのか。
最後の自律稼働型アイアンマンスーツ祭りも最高でしたね。ひとりオープンゲーットして回避! チェーンジアイアンマンMk6! スイッチ! オン! みたいな感じで。でたくさん飛んでるの全部自分用だから他の人は着れないよとかね。どんだけ俺が俺がなんですよこのボンクラ社長。
ポッツがやられた?! と思ってたらスーパー人類になってたから平気でしたーっていうのは意外でした。スーパー人類にしちゃうんだ。しかも普通の人類に戻っちゃうんだ。いい加減やなー。でもこれボンクラ映画ですからね。これでいいですね。最高でした。

シュタインズゲート 負荷領域のデジャブ

シュタインズゲートが受けた理由ってシュタインズゲートという作品内でで決めたルールというのはガッチリ守ってその辺に破綻をきたしてなかったのが魅力のバックボーンにあったと思うんですね。
でも今回の劇場版は原作の話と整合取れないような話がポンスカ出てきて……これは……と思わないでもないですが! でも助手が可愛かったからいいや。話のリアリティだの整合性だのは作品の面白さとかそれを見た時の快感とかそういうものに奉仕するものであってその逆ではないんです。まーでも原作がその辺きちっとやってただけに急に方針転換すると戸惑う人は多いのかもーという感じはします。
まーでもしょうがないんでしょうね。一度きちんと整合取って終わらせた話に後から話を足すとどうもね。そこまでで設計図引いてるんでしょうから。だったら足すなって話もありますがーまあそれはーそのー。整合と作品の寿命をバーターにかけんのかと。
ウダウダ言いましたが私はこれ好きです。散々苦しんだ岡部の立場に助手が立つってだけでもアドレナリン出ます。ただ1点だけ言わせて! 岡部が出たり消えたりするのは色々な世界線を試行して抹消してはシュタインズゲート世界線に辿り着いたためにシュタインズゲート世界線こそが自分がいるべき世界線と確信できないから! まあそれはそういう話なんで OK とします。この岡部の状態を何とかしたいのならばシュタインズゲート世界線こそ自分がいるべき世界線と認識させるために過去へ戻ってショックを与えよう! それも OK として。では岡部が中学生のころに……ってそれおかしくね? シュタインズゲート世界線へ分岐した後にショック与えないといけないんじゃない? だって中学生の頃の岡部に強烈な刺激を与えたらシュタインズゲート世界線の岡部も数多の世界線を彷徨っている岡部も同じ経験を持っていることになるわけでシュタインズゲート世界線にいる岡部のみに強い刺激を与えられないじゃない。私の考えがおかしいのかなー。もし私の考えが正しいとするとそれって負荷領域のデジャブの中だけで矛盾しちゃってるのでちょっと単独での矛盾っていうのはねー。とは思うんですがやっぱり助手がかっこかわいかったからいいよ。だってみなさん見ました聞きました? 助手が作ったタイムマシンの名前! OR204ですよ OR204! OR って何の略だと思ってるんですかみなさん! 岡部倫太郎略して OR ですよ! ちなみに本編で岡部が作ったタイムマシンは C204! もうこれだけでお腹いっぱいですわ。満足。もしまた続編があるなら設定の整合取ってくれた方が嬉しいねくらい。うん、それでいいですよ。