「見滝原は狭すぎて」の簡単な紹介・プレイの様子

今回のゲームマーケット2013での新作「見滝原は狭すぎて」(ベータ版)を簡単に紹介します。

  • 手持ちの1〜15の魔力カードを使って場のグリーフシードカードを取り合います
  • 獲得したグリーフシードカードのおもてに書かれた勝利点の合計がもっとも大きいプレイヤーが勝利します
  • グリーフシードカードは裏向きのまま取り合います
  • グリーフシードカードの裏にはおもてに勝利点何点が書かれているのか5つ候補が書かれています
  • グリーフシードカードの裏面は次の次に獲得対象になるものまで見れるようになっています
  • 親は自分だけグリーフシードカードのおもてを見ることができます
  • 親はおもて向きに魔力カードを出します
  • 親以外のプレイヤーは裏向きに魔力カードを出します
  • 一斉におもてにし、一番大きな数字を出しているプレイヤーがグリーフシードカードを獲得します
  • 同点(バッティング)の場合は獲得権を失い次点が獲得しますが、親が同点の場合は親が獲得します
  • グリーフシードカードを裏向きのまま獲得します
  • この時、獲得するのに使った魔力カードをセットにしておきます
  • セットになっている魔力カードの値だけ、グリーフシードカードの勝利点がマイナスされます
  • グリーフシードカードを獲得できなかったプレイヤーが出した魔力カードはソウルジェムの穢れとなり、1枚につき勝利点が1点マイナスされます
  • ソウルジェムの穢れはグリーフシードカードを獲得したら、その値の大小に関わらず一掃されます
  • グリーフシードカードが場からなくなったらゲーム終了です
  • グリーフシードカードの勝利点−グリーフシードカード獲得に使用した魔力カードの数値−ソウルジェムの穢れの枚数が、最大のプレイヤーが勝利します
  • この時、全員の勝利点がマイナスだった場合は勝利条件が逆転し、もっともマイナスが大きい、最低勝利点のプレイヤーが勝利します
  • どうせみんな魔女になるなら大魔女を目指そうぜ! ということ

実際のプレイの雰囲気

第1ラウンド

グリーフシードカードの状態
今回:[7,10,11,13,14] 次回:[0,0,15,22,22] 次々回:[0,0,15,22,22]
プレイヤー1(以下P1):今回は親がいないから相場がわからない。絶対に損しない低めで行こう
→4
P2:次回、次々回が[0,0,15,22,22]だから、そこでカードのおもてを見たい。今から仕掛けて一気にリードを取りたい。
→12
P3:今回は相場がわからないから、中間の数字を出して取れたらラッキーで行こう
→8
P4:まずは様子見
→2

P2が最大なので裏向きのままグリーフシードカードを獲得。P2は自分だけグリーフシードカードのおもてを確認。7なので勝利点はグリーフシードカードの7-魔力カードの12=マイナス5となる。P2、渋い顔。周囲はマイナスになったのか……と感付く(なので、表情には出さないのが得策です)。
ただし、P2のソウルジェムの穢れは一掃されます。3枚→0枚(ゲームスタート時に3枚あります)。
他のプレイヤーは3枚→4枚です。
現状の勝利点は以下の通りとなります。
P1:-4 P2:-5 P3:-4 P4:-4

第2ラウンド

グリーフシードカードの状態
今回:[0,0,15,22,22] 次回:[0,0,15,22,22] 次々回:[4,9,13,16,18]

前回グリーフシードカードを獲得したP2が親なので、自分だけ今回の獲得対象のおもてを確認します。0と書いてありました。

P2:1を出して、このカードは0だとわからせ、全員降りさせて(他のプレイヤーが全員1を出せば親なのでグリーフシードカードを獲得して次も親となる)次も親を継続するのもいいけど、せっかくなら他のプレイヤーを嵌めたい。13を出して、グリーフシードカードは15と思わせよう。
→13をおもてで出す

他のプレイヤーはこれを見て自分が出す魔力カードを決めます。

P1:次も[0,0,15,22,22]だし、グリーフシードカードが22だとするとP2が15を出さない理由はない。ということはこのグリーフシードカードは22ではない。では15だとして、自分が14出したら獲得できるけど14出して勝利点1点ではさびしい。次も赤というのはあるけど……まだ序盤だしいいだろう。ここは降りる。
→2

P3:13はいかにも半端過ぎる。どうにも罠っぽい。降りる。
→3

P4:13か。次のグリーフシードカードが[0,0,15,22,22]だからここは親を継続したいだろうからこの数字なんだろ。もし0だったらマイナス13になる掛けはしてきていないだろうし、ここは15が見えてるんだな。じゃあ14を出して勝利点1を取りつつ次の親を取ろう。
→14

P4が最大なので裏向きのままグリーフシードカードを獲得。P4は自分だけグリーフシードカードのおもてを確認。勝利点はグリーフシードカードの0-魔力カードの14=マイナス14! P4、涼しい顔。
P4のソウルジェムの穢れは一掃されます。
現状の勝利点は以下の通りとなります。
P1:-5 P2:-6 P3:-5 P4:-14

で、次のグリーフシードカードを親のP4が見たらまた0。0は2枚しかないので、もうないだろうとP2に思わせるためにP4は13をおもてで出し……。それを見たP2は見事14を出したけれども、P1も14を出したのでバッティングで両者獲得権喪失。次点のP4が0を獲得して0-13=マイナス13点を獲得して合計マイナス27点に!! でも彼がドツボに嵌まっているのは誰も知りません。P2は半分くらい知っていますが。P4はあたかも大量得点したように振る舞い他のプレイヤーを焦らせて高めの魔力カードを釣り出して全員マイナスへたたき込めば勝利条件逆転により勝つ目は充分あるでしょう……。

このようなゲームです。

特設ページはこちら→http://zock.sakura.ne.jp/circle/tnm/index.html

取り置きの受け付け、と申しますかプレオーダーと申しますか、は今回も準備ができましたら行いますので、今しばらくお待ちください。