惨劇 RoopeR

公式サイト→http://bakafire.main.jp/rooper/sr_top.htm
bakafireさんのゲームマーケット2011秋の新作。
集団推理型ボードゲームと言うか……。
各自がかまいたちの夜みたいなゲームの主人公になって状況に介入するゲームと言うか……。
とにかく、これまでにないタイプのゲームです。
プレイ人数4人限定、3時間コースというのもなかなかない!
ゲームはあらかじめ「脚本家」(TRPG におけるゲームマスターのようなもの)によって準備された「シナリオ」通りに展開されます。
シナリオにより制限日数と許容されるループ回数、そして起こりうる事件の予定が決っています。これはプレイヤーにも公開されます。またシナリオには複数の「ルール」が定められており、ルールによって登場する「役割」が決まります。この「ルール」が何であるかは、プレイヤーには伏せられます。ただし、どんな「ルール」が存在するかは公開されています。
脚本家とプレイヤーによる登場人物への干渉と、予定されている事件、そして登場人物が密かに持っている「役割」のために、登場人物が死亡したり、何か状況が悪くなったり、何か状況が悪くなったように見えたりします。
それを元にプレイヤーはこのシナリオに何の「ルール」が用いられているのか推測し、予定されている事件の犯人を見つけ出し、敗北条件を満たさないように制限日数を過ごすことを目指します。
とは言っても握っている情報が脚本家とプレイヤーでは全然違うので、基本的に敗北条件は満たしてしまいます。しかしその敗北条件を満たしてしまったということこそが次回へのヒントでもあります。敗北条件がたった今満たされた、ということがわかるのですから。そして、敗北条件を満たしても許容されるループ回数まではプレイヤーの完全敗北とはなりません。今回の経験を持って、ゲームはまた巻き戻され、最初に戻るのです。次こそは惨劇を起こすまいと……!
既定のループ回数を敗北し続けても、まだ最後のチャンスがあります。
シナリオに隠されたルールを見抜き、すべての登場人物の「役割」を暴けばプレイヤーの勝利となります。

はい。
精一杯わかりやすく書いたつもりなんですけど、多分なんのこっちゃだと思います。
私もそもそもルールブック読んでもなんのこっちゃだったので。
togetter にもまとめられているものがあります。
http://togetter.com/li/220711
やってみるとすごくエキサイティングなんですけどねー。でも4人限定で3時間コースというハードルの高さもあってなかなか! 

先日脚本家側でプレイした際は3ループ全部プレイヤーの敗北条件を満たし、特に3ループ目は初日に敗北させて即終了させたのですが、最後のチャンスで敗北しました。
1ループ目はひたすら情報を隠蔽し、3ループ目即終了させる。2ループ目が勝負だなと思っていたのですが、2ループ目の終盤にようやくプレイヤーの敗北条件を満たせたので、そこで安心して気を抜いたら致命的な情報を抜かれて敗北しました。ゲーム中気を抜いたのはそこだけだったんですけどね……いやまいった! 大変、面白く遊びましたですよ。