アニメシュタゲ面白くなってきた

ゲームの方も序盤はまず延々と説明が続くのでそこで挫折した方も多いのでしょうね……あと主人公のオカリンがマジ中二病なのでそれがつらくて挫折した方も多いと思います。私は一旦挫折した！　ブラックホールの話で誘引されて立ち直ったわけですが。何か5歳ぐらいの頃から天体大好きっ子だったもので。三つ子の魂百までとはよく言ったもので。
そういう原作ですからアニメの方も自然そうなるを得ず、序盤は助走が続くわけです。でもそれもできるだけなんとかしようという工夫はされていて、たとえば2話でオカリンが助手に論戦を挑むも即負け！　というシーンはゲーム内ではきちんと論戦の内容は描写されているのですがアニメではバッサリ切ったわけで。アニメで説明すると途端にくどくだるくなる薀蓄関係も思い切ってバッサリやって公式 web サイトの方で説明するという手法を取っています。頑張っている。それでも助走期間が長いわけですが……まあ助走が長い分あとが面白い話で、助走を切るわけにはいかないので仕方ないのですが。

前回8話、現状最新9話で遂に話が本格的に動き出しました。9話の最後ではうっかり送った D メールの影響で秋葉原の街並みが変容してしまったことがオカリンに判明するのですが、そこの描写はふるってましたね。「あっここは明らかにゲーム超えてる」と思いました。9話ラスト良過ぎてもう20回ぐらい見てるんですけどね。ゲームでは街並みが変わっていることが会話で表現され、確かに背景画像も切り替わってるんですけどそれだけ。これはゲームがオカリン一人称視点なので仕方がないことです。アニメでは焦ってキョロキョロしている、ぶれまくっているオカリンの一人称視点と、キョロキョロするオカリンを見る第三者視点とを組み合わせて「迷い込んでしまった感」をすごく良く描写していました。

シュタインズゲートは原作は面白いです。アニメに向いていない題材だとは思いますが、アニメも様々な工夫でうまく見せようとしています。自信を持っておすすめできるアニメだと思います。原作も PSP に移植されるので、未プレイの方はこの機にぜひ。

Steins;Gate(通常版) - PSP