シンケンジャー終わりましたね

いやーこんなにしっかりスーパー戦隊見たのはチェンジマン以来ですよ。奇をてらうことなくごくごく普通に伏線を張って回収していく中で所々やり過ぎの演出、強化パーツ付きまくりの合体ロボに、無闇に個性が強い隊員と敵幹部。そして実はレッドは二人いた! というまさかの展開。まずはきちんと固めてからアクセントをバシバシと入れていく作りに感服しました。ディケイドと大違いだ!*1
特に敵幹部が凄かったですね……。「自分さえ生き残れれば別に他はどうでも良い」とか言い出すのも凄いですが、他のメンバーが「地獄が見たいから地獄出すよ! 目的とかないねん」「将来を誓った男に裏切られたので化け物になりました」「人を斬りたくてしょうがなくて斬りまくっている内に化け物になってました」とかそんなのばっかりで朝の子供向け番組ですかこれ? 感が凄いです。よく、敵のラスボスなんかは「命乞いをさせてやる!」とか言いますけどシンケンジャーのラスボス血祭りドウコクは「苦しませて苦しませてシンケンジャーの方から『もう殺してくれ』と言わせてやる!」とか言い出して何かレベルが違うというか。
でもこういうポイントって見ている小さい子からしたら些末なことで、多分あまり気にしていないでしょう。レッドが二人という異常事態を発生させながらも一度に2人を変身させることは実は一度もなかったわけで、細かいところで大人は区別は付くでしょうけど色でしか区別ができなさそうな子供が混乱しないような配慮はきちんとされているわけで、奇抜なものを混ぜても子供向け番組であることはきちっと守っている感じが好感度高かったです。
一見の価値はあると思いますので、今からでもレンタルなどでぜひ!

*1:ディケイドも大好きですが