三国志検定について

記述式となる一級の検定は渡邉先生が直々に採点するとのことで、渡邉先生の三国志の読み解き方に合致した回答を書かないと不利になるんではないかなーという気がしています。
それはちょっとなとも思いますが、まあそれを理解した上で受験するならいいかなとも。
渡邉先生の三国志の読み解き方は名士という存在をベースにしており、フロイトが何でもかんでも性欲と絡めて考えてしまうように、何でもかんでも名士を持って来て解決してしまうような、そんな雰囲気があります。
私はそれに異論がないではないですが、如何せんこの読み解き方は大変わかりやすいのです。
ひざをポンと打ってしまうぐらいにわかりやすいのです。
わかりやすい=正確ということにはなりませんし、むしろわかりやすいところにこそ誤りが存在するものだというのが私の持論なのですが、それで結構きっちり説明がついてしまうので、ある程度は評価されてしかるべきかな、と思います。

「渡邉の考えに納得がいかないから三国志検定は認めん!」という意見も、まあむべなるかなとも思いますが、別に他に三国志の検定を作ってはいけないという法はないですし、実際三国志検定取ったから何だって言えば……ねえ。そんなにいきり立つほどのものでも。
「金儲けだ! 三国志を金儲けの道具にしている!」という批判もありますけど、そりゃ金儲けですよ……としか。
参考図書として挙げられているのが渡邉先生の本ばかりというのは正直閉口しますが……。まあ、悪い本ではないですよ。何でも名士と結びついてしまいますけど。

私は三国志検定は渡邉先生の視点で見る三国志の検定だと解釈した上で申し込みをしているので、別にどうでも。
それならもうちょっと検定料下げてと思わんでもないですが、まあ1級は全部目を通して採点するというので、仕方ないのかなあと。

ところで飯田の試験会場どこになるのかまだ決まってないんですか。あと1ヶ月ですけど大丈夫なんですか。
あ、12〜18日にレックリのサイトで過去問、公式で解答の掲載をするそうなので、
http://www.3594kentei.com/news/index.html
受験を予定されている方はチェックすると吉でしょう。