衝動的に買いました

軍需物資から見た戦国合戦 (新書y)

軍需物資から見た戦国合戦 (新書y)

戦史に興味のある方にはとっくにご存知のことかと思いますが、戦争に不可欠なのは補給です。近代以前において一番重視されるのは勿論食料、兵糧ですが、それ以外にも必要な物資は色々あります。
例えば、木。槍は木でできてますし、のぼりや旗指物も木を使います。長篠合戦図に描かれている馬防柵だって木なくては作れませんし、夜戦となれば薪は欠かせませんし、築城するにも大量の木が要ります。鉄砲にも木が使われています。鉄を作るには大量の炭が必要で、非常に多くの木を切る必要があります。
最近は地層から出てくる花粉で周囲の植生がわかるそうですが、戦国時代になって急に松が増えているところが多いそうです。松は日当たりが良いところに生えるので、それまで木があったところが伐採されたりした後に生えてくるのだそうです。急に松が増えたということから、それ以外の木が大量に伐採されたことが推測されます。
では、戦国大名は木を切るままにしていたのでしょうか。山がはげ山になってしまっては、困るのは戦国大名ですけど。

とか、そんな感じの本です。面白そうだったので衝動的に買ってきました。読み終わったら感想を書くかもしれません。