エア真@ゼノグラ小説

読んだんですけど真の存在が空気過ぎて鼻水出た。どれくらい空気かと言うと2001年頃の堀幸一ぐらい。
いやとんでもない真が出続けるよりはマシなのか……いやいやいや。予想通り絵が常時存在しなければ切り離して考えられたので小説の春香さんに常時お前は誰だみたいな突っ込みはしないで済んだので小説に限っては別人真が出てきて暴れても多分平気だったと思うんですけど。
なにせラスト間際まで台詞2つ!
ラストに「ああやべえ真居たなそういえば!」みたいな感じでちょっとかっこよさげな感じで出てきましたけどかっこよさげに出てきたのはやっぱ忘れてたから見せ場作ろうとしただろ作者! みたいな深読みをしてしまうのでどうもよろしくありません。
本編はそうですね、文章は悪くないんですけど色々説明不足過ぎるんじゃないかなあと。これは多分原作が説明不足の塊だからそうなってしまっているんでしょうけど。
というかアレですよやっぱりエヴァじゃないですかゼノグラ! あのね私にも意地とかプライドみたいな物がありますからできるだけこれはエヴァっぽいとか言わないようにしてるんですよ! 高校生の頃にナデシコを1回だけ見て「なにこのエヴァっぽいの」とか言ってしまったことははんせいしているんですよ! というかエヴァ自体がいろんなものの寄せ集めなので何かのコードに従った作品が部分的にエヴァと似通うのはごく自然のことなのであんまりエヴァっぽいエヴァっぽい言うと自分の浅薄さが露になるのでよろしくないんですよ。
でもゼノグラお前はダメだいい加減にしろ何から何までとは言わないけどあれもこれもそれもエヴァじゃんぐらいにはエヴァだ! ていうか何で真がアスカなんだ。うう。

しかしやっぱりパラレルものはキャラをあまり変えず他の世界に放り込むのが面白いんだと思いますよ。そりゃまあ、多少の調整は入ると思います。春香さんが君主として後漢に君臨したり忍者として内応を誘ったりとかは土台無理な話ではありますけど、根本を変えちゃいけない。ほら、大長編ドラみたいなもんです。アレに出てくるのび太ジャイアンスネ夫も普段のあいつらじゃないでしょう? 野良犬から逃げてばっかりののび太も、普段と別の世界に放り込まれた大長編では驚くような勇気を出したりする。ジャイアンは男気あふれる頼れる奴になる。でもこんな奴ら普段のあいつらじゃないよとは思わないですよね。根本は変わってませんから。で、普段とはちょっと違う彼らの活躍にワクワクしますよね。そういうことなんじゃないかなあと。
根本まで変えてしまうのなら元と何も繋がりないじゃないですか。だったらアイドルマスターの名前も不要じゃない。どうしてもそう思ってしまいますね。