風林火山における各人物の評価

漫画にしろ小説にしろ物語なら何でも普通はそうなのですが、主人公として描かれた側の人って大抵かっこよかったり強かったり賢かったりするじゃないですか。

で、戦国モノではやりがあると信長の野望に反映されるんですよ。その作品の人物評価が。
花の慶次」が流行ったあと、信長の野望で全然ぱっとしなかった前田慶次が最強武将に変貌したのを覚えているファンも多いはずです。

それなのに!

今回の風林火山はハルちゃんと勘助の評価は下がりそうな感じ! まあハルちゃんはクラスチェンジしてから人間力が増大して下がるってほどでもないかなって感じですが勘助は下手踏み過ぎにも程が。

風林火山を見るにこんな風に評価が変動すると思いました。

信玄 ↓↓
厳密に言うと初期は↑、家督を奪ってからは↓、そのあとしばらく↓↓↓、徐々に↓が減って、出家して→

勘助 ↓↓
勘助の策は結局は信濃の小大名にしか通じなかった……。まあ「兵を四手に分けます!」とか言ってた頃よりはましですが……と言いながら、啄木鳥戦法は兵を四手に分けるのと通じる物がある気も。

小山田信有 ↑↑↑
まあ、元が低いですからね。知性派として描かれただけでもだいぶ。

馬場信春 ↓
馬場さんって知将だったはずじゃ……なんかかなり猪として描かれてますよね。

真田幸隆 →
まあ元々知将として有名な人ですので。かっこよかったですな。

武田義信 ↓
出番少なかったですが結構頭悪い子扱いでしたね。

武田信繁 →
何というか兄思いの忠臣という意味合いでは実に期待通りの、イメージどおり描かれ方だったと思います。
よって現状維持です。

秋山信友 ↑
秋山信友はもっと評価されていい*1……それはともかく、知の人扱いでしたね。世間の秋山評価があまり高くないのでこれでもアップしたほうかと。

春日虎綱(香坂昌信) →
この人もボケ始めた勘助と対比して鋭いところを見せたりしていますが元々知将扱いの人ですからね。こんなものかと。

原美濃守虎胤入道清岩 ↑↑↑↑↑
ただし萌えキャラとして。

今川義元↑↑
鉄漿武将じゃなくなっただけでもだいぶ評価上昇かと。
序盤は↑↑↑↑でしたけどだんだん小者っぽくなっていって最終的には↑って感じですかね。

太原雪斎 ↑↑↑↑↑
間違いなく風林火山最強クラスでした。

今川氏真 →
まあ、元が元なので。

北条氏康 ↑↑↑↑↑
雪斎と並んで風林火山最強クラスでした。欠点なかったものなあ。完璧超人。

上杉政虎 →
最初の内は大したやつって感じでしたけど
だんだんメッキが剥がれて電波の出力が増し、成田さんを鞭打つなど
ダメな人ぶりが出てきて面白かったですね。

宇佐美定満 ↑↑↑
太原雪斎北条氏康に並んで最高智謀クラスでした。主人公勘助に全勝ですしね。1回、深読みのし過ぎで利を失いましたが、まあ負けって程でもないでしょう。

でも出世頭は何といってもこの人ですね。
相木市兵衛昌朝 ↑×10
というか相木昌朝って信長の野望に出てこないクラスの人ですからね。
最初出てきて「この城は我らがもろたー!」とか言っていた頃*2はこんな重要キャラになるとは思わなかった。
相木さんはキャラが良すぎる。
真田さんが策をしくじって大敗を招いたときに真田さんをかばった時とか面白かったなあ。
相木「勘助! わしじゃ! わしが真田殿に策を授けたのよ。どうじゃい!」
勘助「威張られても困り申す」
相木「責めるならわしを責めろ! さぁ〜責めろ〜どうじゃい!」
とか言ってる時に微妙に目が泳いでいて、真田さんをかばうという
男らしい行動をしていながら内心びくびくしているのがわかってすごい状態。
その後勘助がもったいぶって披露した策がひどく凡庸なものだったときの
呆れぶりもひどかったですねえ。「あーあ」って、心底投げやりな感じで。
おまけにカラスも鳴いてたし。あれはほんとひどい。

*1:信玄西上戦で武田四名臣クラスですら信玄の下についていたのに秋山信友は別働隊率いてましたからね。別働隊と言っても方面軍とかそういうレベルですよ。

*2:この時は2回目ですけど