喉元過ぎれば何とやら

あれだけ東西対抗止めんなとか書いた癖に諸事情により今日観戦に行ってない私はゴミなわけですが、それはともかくとして。


労働組合日本プロ野球選手会宮本慎也会長(35=ヤクルト内野手)が試合増に関し要求していた故障者リスト(DL)導入などの環境改善策が受け入れられない場合、来季のポストシーズン試合(PSG=仮称)をボイコットする強硬姿勢を示した。2日、東京都内で行われた労使・事務折衝の席上、個人的見解として日本プロ野球組織(NPB)に通告した。事実上のスト権行使宣言で、条件闘争は難局を迎えることになった。
 2時間45分に及んだ会談を終え、宮本会長は「いいかげんにしてくれ」と出てきた。「今のままではPSGはやりませんとはっきり言った」
 ボイコットを通告していた。「PSGに出ないか、シーズンの5試合をやらない」と伝えた。「個人の意見」だが「12月の総会で理解は得られる」と総意を強調した。
確かに試合数が増えて厳しいのはわかります。公式戦から数試合減らしてもいいんじゃとは思いますし、故障者リストも認めてやれと思います。この要求は正当な労使におけるものだと思いが、しかし何だって最初っからストライキとか言ってるのかわかりません。ファンが支持するかわかりませんし、そもそも最終兵器をいきなり出すってどういう交渉下手ですかって気もします。
ま、これも下の記述に比べたらまだどうでもいいと私は思ってまして、問題はこれ。

 ≪日韓野球への出場も拒否≫日米野球の今回限りでの打ち切りを打ち出している選手会は、来年新設される日韓野球への出場も拒否する姿勢を示した。NPBに既に文書を提出したという宮本会長は「来年12月には北京五輪のアジア予選もある。五輪に全力を尽くすため、日韓野球もやりません」と語った。日米野球には「今回、辞退者が相次いだ現状を見ても分かるでしょう」と「既に役目は終わった」との主張を繰り返した。

日米野球についてのコメントが意味判りません。やりたくないから辞退して、それで「辞退者が多い」から「役目が終わった」って何それ。理由になってないよ。「終わった役目」って何。何の役目を果たしたから終わりにしていいのかちゃんと説明してくださいよ。こういう自分の言いたいことをぼかしてぼかしている癖に主張を通そうとするコメントは大嫌いだ。まだ「やりたくないからやりません」と言ってくれた方が潔い分ずっとマシです。「試合数が多すぎて我々は疲弊してしまいます。エキシビションマッチを増やすのならシーズンの試合数を減らせませんか」みたいに主張できないものなのでしょうか。何でも中止反対これが最後とか言い出すのはわけわからない。何も考えてないんでしょうか。例えばあれだ、既にチーム内で確固たるポジションを築いた人はケガとか怖いから東西対抗出られませんとか言うのはまあわからないではありません。でもそれならそこに若手を出してチャンスの場のひとつとするとかさあ、何か工夫はないんですか。オリンピックに全力を尽くすから、って、4年に1回しかないじゃないですかオリンピック。理由になりませんよ。そんな取り組み方だからオリンピック正式種目から野球が外されるような話になるし2年前にあんなことが起きたんですよ。やっぱ選手会はわかってないんじゃないですかその辺が。これはもう1球団消えるのも時間の問題かも知れませんね。