シグルイ7
シグルイ7と書くとわくわく7とかエイリアン7とかこいこい7みたいだと思った。わくわく7しか良く知らないけど。というかエイリアンは9だっけ? それはともかく。
ついに虎眼先生がお隠れになってしまったので、ここで虎眼先生を持ち上げるエピソードがバンバン!
「良い虎眼先生は死んだ虎眼先生だけだ!」と言わんばかりの!
で。
実は7巻は回想ばかりでちいとも話が進んでいないのですが、でもテンションは上がりっぱなし。これは凄いなあ。
その回想で何を説明するのかと言えば、前巻は伊良子と虎眼先生の対決にまるまる1巻費やしていたわけなので、バランスをとるためか今回は藤木がメインです。
これまでの藤木には虎眼先生のためなら命を投げ出しても惜しくない、といった思想が見られていたのですが、今巻ではその理由がたっぷり描かれます。その中で藤木は将来三重を得ることができるという確約を得るのですが……。
シグルイワールドでは「何かを得るために戦う」よりも「すべてを捨てて戦う」方が強いようで、例えば野望のために戦った伊良子が何もかも失った藤木に敗れたわけなのですが、ここで藤木が三重を得、伊良子は視力等々失っているわけで。立場が逆転していますよね。つまりこれは壮大な藤木負けフラグ!
そこで次巻藤木 vs 伊良子決戦! これは危険だ!
……しかし現在のチャンピオン RED 掲載分では藤木が勝ちそう。一巻を見る限りここで藤木は片腕を失いそうなのですが、どうするのでしょ。
しかし頭のおかしい描写が多過ぎますね。
- 虎眼先生の怨念がこもったうちかけ
- 悔しさのあまり海亀の卵を1個1個刀で突き刺す伊良子
- 藤木の無明逆流れ対策のために逆さ吊りになる牛股
- 片手で子供を振り回す幼少期藤木
- 落雷を受けても平気な藤木
- 一見まともに見える三重
三重はこれまで壊れていたのですが、虎眼先生の死によるショックで回復したように見えますが……あれは確実に狂ってます。まともっぽく見える狂気が一番恐ろしいですよね……。
- 作者: 山口貴由,南條範夫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2006/10/20
- メディア: コミック
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