AQUA + ARIA 全部読みました

あーこのまま読み進めると読み終わってしまう勿体無い勿体無い、とか思えたのは結構久しぶりですね、うん。
思ったのは、ARIA では便宜上(?)主人公として水無灯里という少女が準備されていますが、実際の主人公はネオ・ヴェネツィアという街なのではないのかなーということ。

ですので、背景には基本的に力が入ってるようですし、時々はっとするほど気合の入った、非常に綺麗な背景が見られます。
勿論、単に背景が綺麗なだけではなくて、何と言うんですかね、ネオ・ヴェネツィアという街をしっかり描写しようという意気込みが伝わってくるのです。

ですから、この漫画を読んでいると「うあーヴェネツィア行きてえええええ」ってなるんですよね。「ヴェネツィアネオ・ヴェネツィアじゃないから灯里さん達がいないのは当然というかゴンドリエーレ*1は男と決まってるけどそれでも行きてえええ」と。
ARIA に出てくる薀蓄関係は適当に作ったものはないというのもこれを強化していますかね。
カフェラテを最初に出したカフェとか、各種イタリア・ヴェネツィアであった風習などなど。いやまあ、影追いは今じゃあやってないそうですが。
あとは雪虫の正式名とか、夜光鈴が出す冷光が出る仕組みにルシフェリンがどうこう、というのも蛍が出す光が冷光で、それにルシフェリンがちゃんと関わっているとか、その辺も嘘知識はないですね。この辺はヴェネツィア行きたいとかとは関係ありませんが。

*1:船頭