鋼の錬金術師における錬金術はどこまで万能なのか

http://d.hatena.ne.jp/Louis/20040926#p8さんのところのお話に横から割り込み。

なぜ扉を壁に作成できるのに壊れた腕は直せないのか?

これは錬金術は「理解」「分解」「再構築」の3ステップと言っていた話から説明できるかと。
つまり扉やラジオがどうできているのかはエドワードは理解しているので作成したり修理したりできますが、どのようにウインリィ特製の機械鎧*1ができているかまでは理解できていないので修理できないと。

その証拠として、あんまり引っ張ってきたくないのですがアニメの鋼の錬金術師では、なんとエドワードはぶっ壊れた機械鎧を修理しています、が、修理後のものは明らかに破損前のものよりはダメそうな感じになっています。

ここからそのいらへんの機械鎧ならエドワードも作りを理解しており作成できますが、ウインリィ特製の機械鎧は(理解できていないので)無理ですということになります。

まあだったら以前にぶっ壊れた時もリゼンブールに戻るまでは応急処置として修理して置けばよかったのにとか色々ありますが、勝手に作り変えたら修理のしようがなくなるのではというところでひとつ。

ただ錬金術師には得手不得手があるというのは事実のようで、この間原作で焔の大佐が「治癒系の錬金術は不得手だが」とそのまんまの台詞を吐いています。

ただまあ機械鎧については得手不得手じゃなくて理解してるしてないの話かなあと思いまして。

あと大佐は炎は錬成してないと思いました。

空気中の酸素を濃縮した上で発火布使って指ぱっちんして火花起こして着火ですよね。
この間は錬成陣付き発火布を破かれて、手の甲に血で錬成陣描いてましたけど、そこまでしても着火の部分はライターに頼ってましたから。

ただこの話は本論とは無関係で「大佐に至っては下手すると、 火の造り方以外忘れている んじゃないかと」を「大佐に至っては下手すると、酸素の濃縮方法以外忘れているんじゃないかと」と読みかえればいいだけの話なので完全に重箱の隅です! こういう指摘ばかりしていると嫌われるのでやめたほうがいいと思った!

*1:職人芸ですから