ゲーム屋のお仕事―それでもゲーム業界を目指しますか?

このゲーム屋のお仕事―それでもゲーム業界を目指しますか?(ISBN:4839915490)という本は、私が日参しているサイト島国大和のど畜生の、ゲーム会社の企画をなされていらっしゃる島国大和さんの手によるゲーム業界大暴露本です。
はてなに越してくる前の日記のどこかに書いてあるかと思いますが、私はコーエーテクモなどの入社試験を受けております。ゲーム業界に未練がある男なのです。
しかして、応募前からゲーム業界の厳しさは知っており、なおかつ自分の根性無し加減とか体力不足加減からたぶんゲーム業界でやっていくのは無理なのだろうなあとも思っていたのです。
そんな私はどうしてこの本を買ったのか……未練を吹っ切るためですね。私のような非才かつ根性無しかつ体力無しではゲーム業界でやっていくのは絶対無理であると、そう叱り付けて欲しかったのです、この本に*1
で、読んでみました。
……やっぱ私テクモコーエーに落とされて正解でした……私にとってもテクモコーエーにとっても。いや、なんですか、その、バグ? バグのせいでスケジュールが押されると言うか基本的にスケジュールはバグのせいで押されるけど納期どおりにゲームを作り上げないと大きくない限り会社は潰れると。
問:じゃあどうやって納期どおりに作り上げるの?
答:帰宅しない
……アレですよ、未だ休日出勤も体験していないと言うのにヒイヒイ言ってる私に耐えられるはずがないわけですよ。タイトルが非常に的確に付けられた本だと思います。
さてそれはともかくとして、この本の内容は私がここまで言ってきたように悲惨一色ではなく、島国大和さんのユーモアセンスによって面白く仕上げられていますのでゲーム業界に興味のある方は一読して損はないと思います。評判の四コマ漫画もありますしね。

*1:このように自分の考え方を補強するために読書を行うと、自分の考えが歪んでいた場合さらにその歪みが激しくなるので気をつけましょう