アーマードコア4 傭兵のルルーシュ 1
友人からリクエストがあったので書きます。
「近代において戦争に勝つためには兵站、ロジスティクスが必要だ!」
「そのようだな」
「すなわち、合衆国ニッポン実現のためには資金が必要だ!」
「ほう、それで?」
「このネクストという種類のナイトメアフレームで俺は傭兵をやる! 手っ取り早く金を稼げる手段だ!」
「ま、せいぜい頑張るが良いさ」
CHAPTER 1 Destination Unknown
FIRST PRESENTATION
「まずは俺の力を見せ付ければいいわけだな」
「敵部隊は旧式だから負けは論外、手間取っても恥ずかしいぞ」
「俺を馬鹿にして……!」
出撃
「川からうまく上がれんのだが……」
「先が思いやられるな……」
CHAPTER 2 Ordeal by Innocence
SWARMS OF RED EYE
「接近した潜水艦より大量の自爆兵器が発射される。工廠にダメージが入る前に撃墜しろ」
「任せておけ」
出撃
「こんなのミサイルで適当に攻撃していれば余裕じゃないか!」
……
「数が多いな……」
……
「どうした? お前の KMF は人形かとか言われているぞ?」
「数が多すぎるんだ! ふざけるな! 数が多いなら多いと最初から言っておけこの魔女!」
「ミサイルが弾切れなのか。そもそもだな、自爆兵器なんだから撃てばすぐ壊れる。なのにお前は何でバズーカだのミサイルだの……」
「わかっているなら早く言え!」
「お、何とか工廠のダメージは許容範囲内だったようだな」
DESCENT OPERATION
「今度の敵は発電施設に立てこもった敵ノーマル*1だ。発電施設に設置されている固定砲台に攻撃されないよう高高度から落下して突入する。接敵前に撃破されるなよ」
「俺に限ってそんなことはありえん! 行くぞ!」
出撃
「こんなレーザーはクイックブーストで左右に振ってやれば当たるわけがない!」
「被弾しているぞ」
「発電施設のタワーが邪魔で左右に触れなかったんだ!」
「やれやれ」
「よし、このノーマルをすべて撃破すれば良いんだな?」
「そうだ」
……
「作戦の遂行が遅れているぞ」
「攻撃が当たらないんだ!」
「ロックオンしていない状態で攻撃しても命中しないぞ。あと攻撃を避けろ。危ないぞ」
「避けてたらロックオンできん!」
……
「何とか時間内か……おい! C.C.!」
「何だ」
「赤字じゃないか!」
「無駄弾の撃ち過ぎ、被弾のし過ぎ、時間のかけ過ぎだ。腕だな」
「くっそ……」
SHARPSHOOTING
「お前が初陣を飾ったあの都市だが、再度テロリストに占拠された。掃討作戦に邪魔な長距離砲を3基破壊するように」
「分かった。行くぞ! ビッグローブストリーーーム!」
……
「敵の真っ只中に突っ込んで集中砲火を受けて撃破されいては世話ないな」
「接近しないことには敵の位置が把握できないだろう!」
……
「長距離砲の攻撃を喰らい過ぎだ」
「今回の出撃は長距離砲の位置を把握するために出撃したんだ!」
「対岸のビル陰から顔を出した瞬間を狙われていて非情に滑稽だったぞ」
「うるさい!」
……
「……」
「いいことを教えてやろう。対岸に渡り背後に回れば長距離砲は攻撃してこない」
「!! C.C.!」
「何だ? 感謝の言葉なら不要だぞ」
「知っていたなら早く言え! この魔女め!」
……
「背後に回ったら袋叩きにされたじゃないか!」
「落ち着け童貞坊や」
「黙れ!」
「ちんたらやっているから袋叩きに遭うんだ。砲台はブレードで攻撃しろ。すぐに破壊できるぞ」
「魔女め! 何故情報を小出しにする!」
「面白いからだな」
……
「ハハハ、鎧袖一触とはこのことだな! この程度の兵器で俺を止めようなどと!」
「……」
NOTE WATER SURFACE
「貯水施設に立てこもったノーマルを破壊するように」
「分かった」
……
「おっと、水面には機雷が設置してあるようだ。着水するなよ?」
「着水寸前に言うな!」
「大体どうやって着水しないで戦えってうわーっ!」
……
「C.C.! お前がわけの分からんことを言うから撃墜されたじゃないか!」
「空中戦をすればいいだけの話だと思うが……?」
CITADEL OF SANDSTORM
「行くぞ! ビッグローブストリーーーム!」
……
「C.C.! ブリーフィングを聞き逃したじゃないか!」
「意味の分からんことを言ってるからブリーフィング聞き逃すんだ」
……
「作戦目的は砲台の破壊だったようだな! ブリーフィングを聞くまでもない相手だったな!」
「随分時間が掛かったな」
「……! C.C.! 赤字じゃないか! -102670!」
「どうやったらそんな赤字になるんだ」
「作戦目的が敵の殲滅だと思っていた!」
BALD-DORA
「谷の奥にテロ勢力が砦を作っている。そこのノーマルを倒すように。なお渓谷自体が半要塞化している。砲台には気をつけろ」
……
「C.C.! 何で砲台の後ろに回ったら作戦失敗になるんだ!」
「エリアオーバーだな」
「もっと余裕を持った作戦立案をしろ!」
「知らん」
……
「C.C.! 嫌がらせのつもりか!」
「またエリアオーバーしたのか」
「黒の騎士団はこのような余計な規則に縛られる部隊運用をする必要はない!」
「傭兵なんだから仕方ないだろう」
「ぐぐっ……」
……
「何だあの敵の数は!」
「相手はノーマルだぞ?」
「条件が同じならば、負けはしなかった!」
「相手はノーマルだぞ?」
……
「……ひょっとして、入り口付近の砲台はほうっておいていいのか」
「ああ」
「C.C.!」
「ブリーフィングを聞け。ノーマルを倒せとしか私は言っていないぞ」
「うるさい!」
「勝てないのならばグレネードを持って行け。強いぞ」
「分かった……」
*1:旧式