なんでも想定すればいいってもんじゃない

久しぶりに平日に家にいたのでワイドショーとか報道系の番組見ていたら面白かったです。どんな事件事象にもコメントするのできっとどんなことにでも通じているのだろうと推測される人が「鉄道車両は側面からの衝突に対しては想定していない作りになっている。側面衝突に強い電車を作るべし」みたいなことを言っていましたので!
何それ!
「乗用車は下方向からのショックに弱い。地下のガス管が爆発しても平気な乗用車を作れ」とか言っているのとレベルが変わりません。
大体マンションにぶつかっても平気な電車作ってもですよ、衝突のエネルギー自体に変わりはないわけですから、今度はマンションの方が倒壊したりします。そうしたらあれですか「マンションは電車の衝突に対して無防備なので電車が衝突しても平気なマンションを作れ」とか言うのですか。おかしいでしょ! 対策を取るべきところはそこではないのです。思い付きで適当なことを喋るな!
そうやって思い付きで適当なことを喋ることを良しとしているから、記者会見で「現在調査中です」と言っているJRの人に「それで済むのと思っているのか!? たくさん人が死んだんだぞ!!」(うろ覚え)みたいなことを言う記者が出るんですね。調査中なのに何を言えと。適当なことを言えとでも? 人がたくさん死んでいるのなら適当なことを言ってもいい? ふうん、そうですか。
と言うかかっこいいことを言いたいのなら記者ではなく劇団員になれと!