王異が高値を呼んでいる件について〜メーカー間の協力体制とは〜

三国志の登場人物で「おうい」と聞けば、ああ王威ですね劉表配下で、劉表死後曹操に降伏しようとしている劉表の後嗣劉ソウに「今曹操は油断しているから不意を衝けば殺せます」と進言したけど却下された人、と答えられる人はまあ三国志が好きな人の中でも少数派かなと思うわけですが、三国志大戦に登場する「おうい」は王異なので残念ながらこの話とは無関係。知名度的にはかすかに王威の方が上かと思いますが。
さてその三国志大戦に登場する王異のカードですが、中古のカードを取り扱う店では軒並み高値を付けています。これは王異がスーパーレアカードである点もあると思うのですが……

といった絵柄なので、そちらの影響の方が高そうです。うまく使えば強いカードですがうまく使うのが難しいカードですから……。弱いしレアリティも低いカードだけど、女性キャラであるカードが微妙に他のカードより高い値がついていることから考えても間違いなさそうです。
というわけで変に人気の出た王異、この人は馬超が関内へ攻め込んできた時に追い返した女傑なのですが、これはネタ的に非常においしいと友人が言います。
真・三国無双馬超は『正義、正義』とうるさいが、そこへ突っ込みを入れるキャラとして非常に有用。コーエーはこの人気を見越して真・三国無双王異を起用するのでは。魏陣営の女性キャラは甄皇后しかいないし」
真・三国無双の他の女性キャラクターに比べ王異の場合は実際に戦っているので登場する妥当性は高いので実現可能性はそう低くないと思います。現在の三国志ブーム的なものはコーエー真・三国無双に拠るところが大きいと思え、今回の三国志大戦セガがうまくそこへ乗っかったような印象がありますが、これがもし実現したら微妙な協力関係になり微笑ましいですね!
その昔アスキーが「ウル技」の名前の権利を持ち、徳間書店が「禁断の秘技」の名前の権利を持っていた*1ようなものですか。ぜんぜん違いますね。

*1:アスキー発行のファミコン通信の裏技コーナーの名前が「禁断の秘技」、徳間書店発行の「ファミリーコンピュータマガジン」の裏技コーナーの名前が「超ウルトラ技(テクニック)+1」であり、ねじれていた