鎌倉の撮影マナー憲章に


  写真撮影のファンが増えるとともに、そのマナーの悪さも目立ちつつあるとして、鎌倉市のアマチュア写真家たちが「鎌倉アマチュア写真憲章」を定めた。
(中略)
  鎌倉には、四季を通じて多くの写真家たちが訪れる。中には、寺社の参道に長時間にわたって三脚を立てたり、立ち入り禁止の場所に無断で入ったりする人もいる。そのため、寺社側は三脚の使用を禁じるなどの規制を強化しつつある。

  その動きに危機感を覚えた全日本写真連盟鎌倉カメラクラブの柴田寛之さん(68)らが、率先してマナーの確立を図ろうと、市内の写真愛好家の18団体に声を掛け、6月に「鎌倉撮影マナー推進委員会」を設立。各団体の代表者が意見を出し合い、7月に憲章の原案をつくった。

  憲章の前文で「本来、信仰の場である寺社境内では『撮影させていただく』という心構えを基本としましょう」と呼びかけた。さらに、「参拝者を最優先とし、一般観光客とも円満に」「仏像やご神体、僧侶、修行僧、神官、巫女(みこ)を無断撮影しないように」などといった撮影マナーを具体的に記した。

寺社仏閣の類を撮影したいなと思う人が禁足地に入ったりするのは私にはあまり想像できないのです。寺社仏閣の類を撮影したいと思うことイコールそういうものへの敬意があると思ってしまうので。
ですが気多神社(大社ではない)の境内で「観光で来る人も居てそういう人には声はかけないんですよ」と言われたのを思い出しました。するとそういう純粋な観光で来た人からは神社で撮影をするのは太陽の塔か何かを撮っているのと変わらない感覚なのか。それならそこには敬意などないだろうからぞんざいな振る舞いをする人も居るだろうなあ。何でそこで出てきた例が太陽の塔なんだろう。
とりあえず神社で撮影する時は参道の真中に陣取ってはいけません。そこは正中といって神様が通る道なので塞ぐのはもっての他です。横切るときも軽く頭を下げるくらいの気分で居ていいぐらいなもんです。
それと巫女さんの写真を撮りたい際は必ず一言断ることです。観光で人が来るような神社になると許可を求めればすんなりと応じて貰えることも多いそうです。え、私ですか。私は畏れ多いので巫女さんの写真は撮れません。