真田丸19話 「恋路」
このサブタイトルなのにまるきり暗黒話なのでした。秀長公もすでに病を得たということでこれから大坂は地獄だ!
すみません、既に地獄でしたね。ではハイパー地獄だ!
- 茶々「見つからなければいいことです」
信繁も1話開幕で「見つからなければいいことですぞー!」とか言っていたからね……。
「人が死んでも何とも思わない。自分が死ぬのも怖くない」と言いながら長巻が倒れてきて悲鳴を上げる茶々。なんで固定されてないんだ長巻と思わないでもない。
茶々は抱き留められて嬉しかったのかも知れないけど信繁の顔には恐怖しかなくて、なんだこれ。
信繁「死ぬのが怖くない人のようではなかったです」≒「ファッションメンヘラやめなよ……」
茶々は散々秀吉に身の周りの人を殺されて来た件についてこれまでは大蔵卿局に「悲しむのをやめたのです」と言われるだけで全然説明されてこなかったのですがここで自分に説明させましたね。
- 駿府城攻めじゃなくて挨拶
挨拶に行ったのにウキウキして駿府城攻めの方策を考え出すパパ上。またっすか。まあずっといがみ合っている相手で比較して近所ですから「大坂城どう攻める?」よりはずっと妥当かしら。
っていうか先週しょぼくれてたのにもう元通りですな!
ところで信尹おじさんは月代剃ったんですね。上田より駿府のほうがアーバンなんだなあ。
- 縁組
「これは人質で間者だ」「使えるな」「使えるな、ではありませぬ!」
昌幸パパ完全にいつものペース。間者の稲姫経由で嘘情報流しまくるつもりね。あのパパ上がおとなしくへこみっぱなしなわけがなかった。
「源三郎、泣いてくれ!」
何と言うお兄ちゃんの心労。このストレス下では寿命が縮まってお兄ちゃんは93までしか生きられないですよ。しかしおこうさんはご飯よそえなかったりお兄ちゃんの話を聞いていなかったりアレなところがたくさんありましたがきちんとおこうさんのこと好きだったんですね……大変良い。グレート親バカ忠勝も大変良かったです。でも家康に否とは言わないんだよなあ。
あとお見合いのシーンなのにBGMがおかしすぎます。笑っちゃったじゃないですか。
- 井戸ポイントが且元へ
且元さん旧主の姫が心配だからって出所が怪しげな噂を信用してはいけません(噂の通りなんだけど)。ここまで蓄積した信繁の井戸ポイントが倍率ドンさらに倍(大久保長安)されて且元へ! ウッシッシ。いやむしろハンターチャンスか。
しかし清正は恐ろしいよとか言って信繁のこと心配しているそぶりも見せながら清正に井戸情報を吹き込んでニヤニヤしてる平野はほんとダメ野郎だし出世していないのも残念ながら当然。あとからまた味方のフリするし……。
- 井戸ロックと山吹
井戸魔人にロックオンされた信繁は密会じゃないんですよ全然やましくないほらこんなにオープンだから井戸らなくても大丈夫と井戸魔人に見せつけるのですが井戸魔人は脳の回路が短絡しているため自分の目の前で起こった事象にしか反応できないので結局井戸ポイントが溜まってしまうのでした。もう井戸の底まで秒読みです。
この時茶々が信繁に贈った山吹はあの世的なイメージがある花なのだそうです。黄色の山吹が周囲に咲き乱れる泉=黄泉、みたいな。戦国で山吹というと私は太田道灌(())しか思いつかなかったですが、あれも持たざるものの悲哀みたいなのがあって、今は山吹しかあげられるものがないんですみたいな茶々の悲哀が……無関係か。
- 隙がある
これではたまらぬとあちこち相談に行く信繁。
「「「そんな風になるなんて、隙があったんじゃないか?」」」
対きり「隙なんかあるわけないだろ!」
秀次「不徳の致すところです」
三成「アッハイ」
この流れ最高でした。認めざるを得ない。
しかし秀次はいいやつだな。自分では井戸魔人は説得できないので、秀長……は臥せっているので(嗚呼)、三成にメールしよう! うんうん、恋ってのは仕方のないことなのだ。いいやつなんだ……。この秀次が「虎之助は厄介だぞ」のところで声がマジになってるのがほんと井戸魔人で恐ろしいです。
- 三成の親切と大谷吉継の親切
三成「じゃあ井戸魔人は九州送りにしよう」
信繁「やったー助かります」
大谷刑部「まあ元々決まってたことですけど」
刑部はいつも三成のフォローしてるのかと思ったらそういうこと言う……。まあこれは三成と刑部と信繁の距離が近づいたがゆえの発言ですね。
- 「また」
「また?」
全員で必死にスルーしようとしているのが本気でやばいことを伝えている……三成もすかさず加担しているし。
- みつなりは にげだした!
のぶしげも にげだした!
しかし、まわりこまれてしまった!
「知らなかったのか? 大魔王からは逃げられない……!」
ノブなんかよりずっと秀吉の方が魔王でござるよ……。まあノブの魔王は自称でござるしな。
三成が「あっこれもうダメフォロー無理俺はやることはやったしあとはうまくやれよ無理だけどさようなら」って感じですーっと立ち去るのが怖面白かったです。というか茶々が「また」って言った時みんなガッツリスルーしたけどその割に気温が零下まで落ちてる感じでとんでもなかった。
しかし秀吉が「信じていたのに」って言ったのは嘘だな。茶々に言うことを聞かせるために言ってる。茶々は断れば信繁が危ないと思う。信繁は全力で空気化する!
- ところで見せてはならない蔵って
浅井長政のゴールデン頭蓋骨が安置されているわけではあるまいな……。
- 「かっこ悪い」
これ言ったあと茶々の信繁への言葉遣いが主人と家臣的な感じに変わってるんですよね。訣別の言葉だったか。秀吉の側室になったのでもう信繁は家臣扱い。
- 呪い
「茶々は、日の本一幸せなおなごでした」と言わせたい、言いたい、これも呪いだし、「同じ日に死ぬ」これも呪いだし……。呪いのアイテムの押し花付きだし……。
- きりの解呪
食うな!
これまでずっとなんか食べてるキャラだったのはこのためだったのか……。
しかしこのおかげで(?)信繁の死と淀殿の死が1日ずれるのでした。
- 三成「不安っす」
三成「殿下ははしゃいでるけどこれから豊臣どうなるの……」
あの三成がこぼすとかめっちゃ信繁デレられてるし三成マジで不安なんだなと。
- 寧のすごい顔
寧が2回にわたってすごい顔してるんですけど秀吉は気づいてない……。寧の信頼を失うことが豊臣の滅亡につながっていくみたいな話になっていくんでしょうか……。
- ナレ滅亡
ナレ死に飽き足らずナレ滅亡まで来た……真田丸は「お前ら基礎知識は当然持ってるんだろうな!」という姿勢でガンガン来ますね。知らないなら知らないで行けるようにも作ってありますが。