【ネタバレあり】真田丸小ネタ 第1回「船出」
- OP曲
威勢がいい感じではない、短調の曲。不安な感じがちょっとするこの曲は戦国時代の中翻弄されまくる真田にぴったりだなーと思いました。往年の『真田太平記』がバイオリンメインの曲だったそうで、それを意識しているのかも?
この二人は裏切り者さんチームなんですがこの二人ばっかり威勢のいいこと言いまくってるのでもう笑いの溜めをってるのかという感じで面白くて仕方なかったです。温水を通り越して熱湯小山田とか言ってる人いるし。しかしあの熱湯小山田見るとこれが風林火山の田辺誠一小山田の子供かいという気がしてきますね。あっでも血が繋がってなかったな……。
- 源三郎
「なんで信幸は源三郎なの?」「真田では代々長男が早死にすることが多かったからなのよ」なるほど。ところで昌幸の長兄は源太です。たしかに源太は早死にしたけど「代々」じゃないでしょ! あのパパンのことだからテキトーに決めたんだろうなあ。
武田氏は躑躅ヶ崎館という館(現在武田神社があるところ)を拠点にしていて普段は城にいなかったんですね。武田の支配域が拡大するにつれ躑躅ヶ崎館では不便になったため新しく作ったのが新府城ですが、完成する前に攻められる形になってしまいそれだと危ないので岩櫃に逃げましょう、という流れ。新しく作った府(政治的中心地)なので新府。
- 佐助
おそらく猿飛佐助。真田十勇士の一人……ということは架空の人物。モデルになった人がいるという話もあります。ニンジャ。真田十勇士は真田の人が死ぬほど有能なので「これだけのことをするならもっと人手が必要なのでは、誰かいるんでは」ということで伝説が生まれたとか何とか。
- 勝頼の旗印
武田の旗印と言えば風林火山が有名です。他に武田菱のとかありますね。でも勝頼が使用していたのは「大」と書いてある旗印オンリーでした。
これは信玄が「武田の旗、孫子の旗、将軍地蔵の旗、八幡大菩薩の旗、いずれも持たさず、大の文字の小旗で出るべし」と遺言していたからで、なぜそんな遺言をしたのかというと勝頼は正式な武田の当主ではないからなのです。悲しい。
しかし、信玄が使っていた諏訪由来の 「南無諏訪南宮法性上下大明神」は掲げちゃダメだったんでしょうか。諏訪法性の兜(武田信玄の兜というと思い浮かぶアレ)は、使っていいって遺言されてるんですよね。それは諏訪だからでしょう?
- 北條氏政
北條氏康の子。北條早雲の曾孫。何かご飯食べてましたが、これは以下の逸話によるもの。
北條氏政が汁掛け飯を食べてる時に汁を二回掛けた。
氏康「飯なんか毎日食べてるのにどうして必要な汁の量がわからなくて二度掛けるの! 注意力が足りない! 氏政の時代で北條もうダメかも!」
爪を噛んでいましたが、家康は爪を噛む癖があったと言われています。ただし信用できる資料からは確認できないんですけどね。
役者の内野聖陽さんは『風林火山』で山本勘助を演じていましたね。
シーンは短いもののずっと無言でした。彼は無口だったと言われています。
- ひとこと
こんなにうつくしい勝頼が大河ドラマで見られるとは思わなかった! たいへん眼福でありました。