年末に遊んだ同人ゲームとか

いくつか遊んだので。

THE PRODUCE M@STER

公式はこちら。→http://www.geocities.jp/kimagurelove/game1.html
多分もうちょっと情報公開したほうがいいんじゃないですかね……これではちょっと手が出にくい人も多いのでは? ゲームが面白いのに勿体無い。

アイドルマスターを題材にしたカードゲームで、毎ターン4枚ずつ場に現れる仕事カードを奪い合うゲーム。仕事カードには難易度と VP が記載されていて、獲得した仕事カードの VP の合計値が最も高い人が勝ち。

各プレイヤーは毎ターンどの仕事カードを取りに行くのか秘密裏に決定して、どの仕事カードを取りに行くのか表示する行き先カードと、アイドルカードを好きな枚数伏せて出します。で、一斉にオープン。
他のプレイヤーと狙った仕事が被らなければ、出したアイドルカードの枚数だけ達成値カードを引いて、達成値の合計値が仕事カードの難易度以上であれば仕事カードを獲得できます。
他のプレイヤーと狙った仕事が被った場合は、やはり出したアイドルカードの枚数だけ達成値カードを引いて、達成値の合計値が仕事カードの難易度以上かつ、他のプレイヤーを上回っていれば仕事カードを獲得できます。
アイドルカードは使い捨てで、全部で13枚。その他に1ターンパスできるカード(高木社長)と、狙う仕事を後から変更できるカード(小鳥さん)があります。
すべてのプレイヤーがアイドルカードを使い切ったらゲーム終了です。

仕事カードの VP と難易度のバランス、そして達成値カードの値の配分がかなり絶妙で、面白いです。無理をすると割と1ミスで死ねますし、ちょっと引いてってプレイをするとかなり確実に VP を重ねられるんですが、多分それでは勝てないようになってます。バッティングゲームの常かもしれませんが、あまり時間が掛からない割には考えることがあって、「してやったり」「やられた」感があって楽しいですね。

これは良いゲームです。おすすめできます。

こちらのサークルさんはアナログゲームを出されるのは2回目で、前作はオーディションマスターというゲームでした。こちらはアイマス1のオーディションを題材にしたゲームです。大変よくゲーム中のオーディションを再現していたのですが、それはちょっと逆に欠点になってしまった感じ。
アイマス1のオーディションって、序盤に盛大にこけると巻き返しがかなり難しいんですね。そこも再現されてしまっているという。ゲーム中のオーディションは2分そこそこで終わるのでそれでも構わないんですが、カードゲームだともっと時間が掛かってしまうという。
それまで10点の問題を25問出してきて、最終問題は300点です! というクイズゲームみたいなゲームも困っちゃうんですが、ゲーム中盤までに負けが確定してしまったゲームを続けていくのはしんどいという方も多いのではないでしょうか。その辺のさじ加減が難しいんですよね。1つの解としては1プレイを短くして逆転不可でも「もう1回!」と言えるゲームにするというものがありますが……。

「逆転が難しすぎるだろ」というのは弊サークルの「ダイスマスター」も指摘を受けたことなのでアレなんですがまああのゲームは私がデザインしたわけではないので……なんて。ダメか。

というところをきちっと潰してきた感のあるプロデュースマスターはとてもいいと思います。。序盤使えるアイドルカードが多い内に確実に難度と VP が高い仕事カードを獲得してしまうか、それともライバルがカードを使いきった後、競合を避けて仕事カードを確実に取るか、どっちの戦法もありで大変良いと思いました。

魔法大戦バリツ

左へ攻撃、右へ攻撃、全体攻撃、防御の4種のカードを使います。
自分の番に、カードを出すときは同じ種類のカードは持っているだけまとめて出せます。左へ攻撃、右へ攻撃のカードが出たときは手順プレイヤーの左右が攻撃され、全体攻撃のカードが出た場合は手順プレイヤー以外の全員が攻撃対象になります。
攻撃されたプレイヤー手順プレイヤーと同じカードもしくは防御のカードを出すとダメージを1枚ずつ防ぐことができます。
防ぎきれなかった分はダメージとなります。ゲーム開始時に手元に3枚伏せたカードが置かれていて、これがライフを表示しています。ダメージを受けた場合はこのカードを受けたダメージ分手札にします。つまり、ダメージを受けるほど攻撃も防御も有利になります。
このアイデアは面白いんですが如何せんちょっと運ゲー過ぎますね。カードをまとめてどーんと出せたら強いんですがそれは引き次第過ぎますし……。かといってまとめて出せないルールではいつまでたっても決着がつかないし……。こちらのサークルさんのゲームでは、以前出されていた B72 というゲームが良かったですね。

B72

アイマスの、タイトルからわかるとおりの例のアレ関係のゲーム。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,15,20の数字カードと順番リバース、パス、合計値倍の特殊カードを使います。
各プレイヤーは自分の番になったらカードを1枚出します。そのカードとそれまでに出されたカードの数字の合計が72を超えたらドボン。場のカードすべてを引き取ります。もし72ぴったりにしたら、場のカードを好きなように引き取らせることができます。
これを繰り返して、引き取ったカードが72を超えた人が負け。引き取ったカードが72ぴったりになったら大勝利! という何と言うか罪のないゲーム。あるアイドルのプロデューサーは「罪あるよ!」と騒いでおりましたが……。(わらい
こういうギャーギャー言いながら楽しめてささっと終わるゲームはやっぱり重要なわけですよ。