NHK オンデマンドちょうつかえねー あと「シャーロック」面白かった

8月末に「シャーロック」という、イギリスのテレビ会社制作の、「もしシャーロック・ホームズが21世紀のロンドンに住んでいたら?」という題材のドラマが NHKBS プレミアムで全3回、放送されまして、2話と3話を見て、大変面白かったのです。
ですけど、第1回を見逃してしまったために、2話のアバンタイトルでシャーロックが自室でなぜかターバン巻いてシャムシールを持った男と格闘していたのはなぜなのかさっぱりわからなくて残念に思っていました。
「早く再放送してくれ!」と思っていたのですが、NHK オンデマンドがあるじゃん! と思いついたのが9月の20日頃。早速見に行ったら、待ち受けていたのは「シャーロックの NHK オンデマンドでの配信は終了しました」の文字列。
ああああああああのさあ!!! まだ1ヶ月経ってないわけでしょ?!!! どうしてそんなすぐに引っ込めちゃうわけ!!!!!!!1111 何のための NHK オンデマンドなの!!!111ぬ というか全然オンデマってねえええええええええ!!!!!!!!!!!1111111111111111111ぬぬぬぬん
そういうわけですんで、みなさまも「見逃した!」と思ったらすぐに動かれますよう。
「シャーロック」はほんと面白かったですよ。
シャーロックがタイムスリップしてきた、というわけじゃないんですよ。最初からこの時代の人間としてロンドンに存在している、という趣旨。なので、今まで私がシャーロックシャーロック書いてたのに違和感あったと思いますけど、シャーロックがシャーロックと呼ばれるのもそのためなんだそうで。現代のロンドンであれくらいのつきあいの男同士が「ホームズ」「ワトソン」と呼び合うことはまず考えられないそうで。「シャーロック」「ジョン」と2人は呼び合うわけですね。
ジョン・ワトソンが「戦争で負傷した元軍医」とすると、今でも当時でも「アフガニスタンで」となるのも面白い。ワトソンがどこをケガしたのかは原作ではわりといい加減で、肩だったり脚だったりするそうですが、そこをアレンジして「肩を撃たれた心因性のショックで足を引きずっている」となっているのが「シャーロック」のジョン・ワトソンです。
そんな風に原作の設定をうまいこと現代に溶かし込んでいるのがうまいなーと思って感心しながら見ていました。「世界で唯一のコンサルタント探偵」を名乗るシャーロックが"mePhone"なるスマートフォンを用いて謎に挑んだり。どうでもいいんですが私も iPhone ユーザなのでシャーロックに犯人から連絡があるたびに自分のを確認してしまいました。
私はシャーロック・ホームズにはあまり詳しくないのですが自室内でピストルをニュータイプ撃ちしたりするシャーロックの変人ぶりや謎解きの面白さ、そして設定の換骨奪胎ぶりを大変楽しみましたので、詳しい方はもっと楽しめるのではないでしょうか。

と言っても NHK オンデマンドがもう終わっちゃってるので再放送しろの念派を NHK に送るしかないのですが……。あと実は放送された3回、めちゃくちゃ中途半端なところで終わってるんです。続きはまだ制作中でイギリスでも放送されてないんです。蛇の生殺し! イギリスではこんなのが許されるのか!! てところで終わってるのでほんとよくないです。ラピュタで言うと、ムスカが「時間だ! 答えを聞こう!」って言ったところで終わっちゃってる感じです。イギリスのモラルはどうなっているのでしょうか?!