見滝原に聞こえし巴流魔法少女術

そろそろ BD 5巻付属のドラマ CD の話題よろしいですよね? 一応畳みます。
結局作中に登場する魔法少女全員マミさんの弟子だったでやんの! やばいなこれ……。最終回の「円環の理」発言によりシュタインズゲートの D メールよろしくマミさんの発言が遡って面白く改変されてしまったという事件がありましたが*1、このドラマ CD のために杏子の言動の意味が大きく書き換えられてしまった!
4話でマミさんが死んだと聞いてやってきた杏子は「うっぜーのが死んで清々した。良い狩場が手に入ってラッキーそんなのルーキーに渡せるかよ」みたいな感じに思えたのがもっと複雑な感じになりますよね。「マミのテリトリーをルーキーなんぞに任せられるかよ」といったところ?

5話でさやかが「あんなみたいなやつがいるから、マミさんは!」に「うぜえ……超うぜえ!」と返したのも「何をまだグダグダ言ってるんだか」から「何も知らないくせにこいつは……!」といった感じに変わる?

巴マミはそんなことも教えてくれなかったのかい?」は、「相変わらず甘い馬鹿だ」から「そっか変わってなかったのかあの人、だから死んじゃったのか」みたいな感じに!?
やばいなこれ相当やばい。
マミさんの理想的な魔法少女の面しか知らずだからこそ理想を追い求め続けてしまうさやかと、マミさんの弱い面もちょっと知ってて、自分が一回痛い目を見ているから現実的になってしまった杏子の対比がさらに鮮明になってしまった!
だってこの時のさやかってドラマ CD 聞いてると本当に以前の杏子過ぎる。自分は枉げて生きていかざるを得なかったから枉げないと主張するさやかは本当に目障りだっただろうしその後自分の二の舞にするまいと思った気持ちも本編だけ見てるよりずっと強かろうと思わされるわけでこれほんとにやばいですわ。
ただなーあの CD だと杏子の家族が一家心中したのが1年前未満ってことになるのでそれはちょっと嫌かなあ。3年ぐらい"あ佐倉杏子"をやってて欲しいなあ。まあこの辺はドラマ CD 冒頭のさやかとまどかを聞かなかったことにすればいいだけのことなので、昔センチメンタルグラフティにしてやられた私たちにはこの程度の公式的なもののカットはお手の物なので余裕です。無理矢理全員出そうとしなきゃ良かったのに。いやまー出番ないキャラのファンが文句言うのはわかりますけど、それよりは全体の整合性を重視して欲しいかなあ。
しかしなーこれマミさんと杏子の話なのにも関わらずさやか方面が実はすごく掘り下げられる感じになっててうおーこれはすごいうおーってなりましたね。ただの私の深読みの可能性もありますけど。

*1:マミさんが「宿命」とか「魔女の口づけ」とか言ってたのが全部面白く聞こえるようになってしまった