エンジェルウォーズ(Sucker Punch)

ええと……こういう映画。

原題は「Sucker Punch」で、何か邦題が変な風にいじられてるのはサッカーって入ると日本人は「フットボール?」と勘違いをするせいでしょうか。タイトルに意味あるのにな。一応。
「300」ザック・スナイダー監督による作品。へそ出し金髪セーラー服女子高生が日本刀と銃で巨大武者と戦うよ! という触れ込み。
そりゃー見に行きますよね。
で、見に行った感想ですが。
ストーリーはおまけです!
見終わった後ストーリーのためにちょっと微妙な気分になっちゃったんですが違うんですよそういうのは正しいこの映画の見方ではない。
そもそも「300」にしたって全編ほぼ「スパルタちょうかっけえ」じゃないですか。ストーリーは二の次で、むしろストーリーらしきものがありそうな宮廷での陰謀とかそういうシーンとかは「もうそういうのいいからマッチョのバトルに早くシーン戻せよ」って皆さんも思っていたはず! そうでしょう?
当作品ではへそ出し金髪セーラー服女子高生が、巨大武者、機械化ゾンビドイツ兵、ドラゴン、メカガンマンとバトルするわけです。監督はどれとも戦わせたかったわけです。でもこのどれとも戦うとなるとストーリーがまともになるはずがないじゃないですか。なので、ストーリーは気にしないのが正しい見方です。
映像はすごいです。保証します。「300」的な派手さで機械化ゾンビドイツ兵とかをバッサバッサなのでもう万歳ですよ。
ところであのエンドロール中に掛かっている歌というか歌い手は何だったの。オールライダーとの共通点がここに! 何でお前がそこで歌うの! という。
以下完全に余談です。
ところで、このフィルムは基本的に吹き替えで公開されています。普段映画を見に行く時は字幕で見ることにしている*1ので「どうして字幕ほとんどないの?」とぼやいていたらとある方に「吹き替えにスフィアを起用したりして吹き替えには気合が入っているみたいですよ」と教えていただいて「ほほー(スフィアって何だろう?)」みたいな応対をしておりました。スフィアというのは声優のユニットなんですねー後から知りました。私はロケットという登場人物がいいなー見た目も吹き替えの声もいいねーと思っていたら戸松遥でした。ゲームからしか声優を覚えられない私としては戸松遥=うるさい、というような失礼な認識*2だったのですがいやーこの演技にわりと感心して友人に話を聞いたところ芸達者な方なのですね。若い頃から揉まれている声優は凄腕になるんですねー沢城みゆきとか。悠木碧とか早見沙織とかもそうなるんですかね。
あっちなみにスフィア目当てだったと思しき人達は終わった後しかめっ面してるか、顔に「?」をいっぱい浮かべていました。あと普通に映画を見に来たんだぜーみたいな人達は終わった後しかめっ面してるか、顔に「?」をいっぱい浮かべていました。「300」ザック・スナイダーの新作!! という感じで見に来ていたと思われる人(私含む)は、終わった後しかめっ面してるか、顔に「?」をいっぱい浮かべていました。要するに全員終わった後しかめっ面してるか、顔に「?」をいっぱい浮かべていました。
でも映像は物凄いので、映像に期待している方は絶対劇場で見ておいたほうがいいですよ!

*1:テレビだと吹き替えになるのと、何か非日常的な体験を求めるので

*2:アイドルマスター DS の日高愛の影響