アイドルぷろじぇくと
各プレイヤーは芸能事務所の経営者となり、アイドルを招聘してドーム公演を成功させた人の勝ちというゲーム。
招聘って何だよ三国志かよ軍師とか招くのかよと思われたかもしれませんけど実際そういう感じなんですよ。
- 次のターン登場するアイドルのカードをめくる
- 全員300コイン貰う（なぜかアイドルがいなくてももらえる）
- 株券が欲しい者は1枚だけ買う。1枚250コイン。売りたい者は売りたいだけ売る。まとめて売るほど高く売れる。株券を所持している者は1枚につき配当金20コインを受け取る
- セリにより行動順を決定する
- 行動順が早い者より以下のいずれかの行動を選択する。なおカードの購入は1ターンに1種1枚しかないので前の順番のプレイヤーが購入または流した場合は後の順番の者は選択できない。1番手プレイヤーのみ2つ選択する。
- スタッフカードを購入
- 設備カードを購入
- 広告（知名度）カードを購入
- 上述のカードを流す（このターン他のプレイヤーが買えないようにする）
- アイドルに仕事をさせる（仕事ごとに設定された所属アイドル能力値合計が足りている場合のみ）。100コインと VP を少量得る。なお、ドーム公演も仕事の1種。
- アルバイトで200コインを得る
- 全員行動が終わったら、このターン登場するアイドルの所属先を決定する。アイドルカードにはコイン、スタッフ、設備、知名度、VP などの条件が書かれており、その値がもっとも高い事務所に強制的に所属する
- アイドルの維持費を払う
- 次のターンを開始する
という流れ。
アイドルを獲得するための条件となる購入カードは毎ターン3枚しかなく、しかも1番手は2回行動するので早い手番を取らないとなかなか購入できません。このためアイドルを獲得するには前々から準備しなければなりません。さらに、アイドルの能力と維持費はあまり相関性がなく金ばっかり食うアイドルとか普通に居ますが条件が揃っていれば強制的に所属されてしまいます。ね、何か三国志で名士とか招く感じでしょう。欲しい人は前々から準備しておかないと評判悪いってそっぽ向かれたり、虚名ばっかりある人でも追い出すと悪評が立つので受け入れざるを得ない……。
ざーっとアイドルのカードを見たところ結構金食い虫がいる。そこをうまく避けるとかそういうゲームなのかなーと思ってプレイしたら終盤までアイドル1人も雇用できないでやんの。謎の毎ターン300コインの収入でひたすら株券を買う芸能事務所！ 株屋だこれ！
大量の資金を抱えたまま敗北したのでした……。ああこういうの私見たことあります。ドミニオン初プレイで村村村村村コンボとか発動させたアレ。「結局あたしは、一体何が大切で、何を守ってたのか何もかもわけわかんなくなっちゃった。あたしって……ほんとバカ」
まああたしがバカなのはどうでもいいので横においておきます。仕事カードの必要能力値というのは、能力が4種あって要求される最大値も4。アイドルの能力も最大値4……。ドーム公演はそれぞれの能力値が3〜4必要になる感じで、維持費0のアイドルとかでも0121くらいの能力持ってたりするんですよ。すると、ダンス能力値が4で他は死んでて維持費が300とかいうアイドルどう使うのーという。どんな風にアイドル集めても大体3枚で条件達成という感じなのが何とも。
仕事が100コインというのも何とも……。VP も入るのですが、1〜2点なんです。ドーム公演は VP20で、誰かがドーム公演を成功させたらゲーム終了なのでこの VP は完全にアイドル招聘用です。10ターンもこのゲーム続きません。株の配当金20というのも、なんかあまりゲームに影響する感じはないですね。株はまとめて売れば買った時より1枚あたり50コイン高く売れますけど。
なんかこうゲームの展開に関係なさそうな数字があふれていると「自分の読み取りミスだろうか？」とか気になっちゃって素直に楽しめないんですよねー。でも「ここをこうすればきっと面白くなる」とか考えながらプレイするのは結構楽しかったりするんですよねー。
勝手がわかったプレイヤー同士でやればセリの相場みたいなのもいい感じのところに集束して面白くなるのでしょうか？ そう考えるとセリの勘所が難しいセリゲーって常にクラッシュの危険と隣合わせなんですね……。
