スタドラ終わりましたね

土日をどう使うか? というと、基本的に予定は土曜に入れて日曜は疲労回復にあてる、というスキームで行動しているので日曜は家にいることが多いのです。スーパーヒーロータイムとか、今は亡き最速武将伝三国演義とか、アタック25とか笑点とか大河ドラマとかコマンドーとかありますしね。
その間隙を縫うのが日5 TBS アニメであり、まあ他にすることがないなら見てしまうという感じで全然期待せずスタードライバーを見ていたら何か面白い感じなので継続して見ることになりました。
継続して見るからには前後の繋がりとか気にしますし隠された秘密のようなものも見え隠れするので考察を掛けたりするのですがまあさっぱりわからない。私の頭が悪いせいかとも思ったのですが、見てる人みんな口をそろえて「面白いけどわけがわからない」と言うので、そうかそういうもんかと割り切って弛緩して見ていました。こういう作品も悪くないですね。実際かなり楽しかったですし。
中盤を超えて普通なら話をまとめに掛かるだろうというところで本筋に関係なくみんなで花火やって寮を焼くとか、終盤になったのにカレー作ってるとかやってて「話まとめる気あるのかよ!!」と突っ込みたくなるというか、心配になるというか、そういうのもありましたけど結局野暮でしたね。だって元々ちゃらんぽらんなんですし。
それもあってなのでしょう、最終回は圧倒的な迫力の画面を見せ付けて強引に、力強く締めましたね。最終回だけは何のつもりなのかきちんとわかりました。再生サイバディとか迫力ありながらも笑いましたねー。きちんと弱いし。綺羅星の皆さんきちんとフラグ立ててから再生サイバディで特攻掛けるんですもの。お約束過ぎる。そんなことだから「何が綺羅星だよ馬鹿馬鹿しい」とかヘッドに言われちゃうんですよ。一番馬鹿馬鹿しいのはヘッドなのに!
そもそもヘッドは口のわりには弱いし変な策ばっかり弄するし徹頭徹尾人間のクズだし第1フェーズがスターソードとかそれ日常で何の役に立つの? という感じで人の上に立つ資格なんてさっぱりないのに呼ばれ方がヘッドなのでもう名前呼ばれるだけで滑稽です。加えて声が石田彰なので喋るだけでも面白い。キャラと声優で変な相乗効果が発生して私なんかもう石田彰の声が聞こえるだけで面白くなってしまった! どうしてくれるのか!そのヘッドが順当に叩き潰されて危ないんでじゃあザメクしまっちゃいますか、封印しちゃいますか、これまでの封印だと馬鹿が解いちゃう可能性あったけど搭乗者のスガタが一緒に封印されるならもう二度と解放されることはないよねー、というところで当然そのまま封印されてめでたしめでたしとかこのノリでガンガンやってきたアニメで許されるはずもないし、これまで無敗のタウバーンですからザメクがどんなに強大でもためらう必要なんかないわけだ! という感じで影がバリバリに付いた気合入りまくりの巨大戦でこのアニメの結末を飾るぜ! というのは非常にわかりやすく非常にこのアニメらしい終わり方で好感度大でした。1回くらいタウバーン負けても良かったんじゃないの? と思わないでもないですが、何も考えないで楽しめるいいアニメでした。
しかしゼロ時間のアイデアはアニメ制作上優れたアイデアでしたね。基本的に1対1になり、戦いのシチュエーションは固定されるわけですからメカのバトル時間を毎放送回で一定にできる。ロボアニメはやっぱりバトルシーンの制作負荷が激しいそうなので、その時間を限定し安定させることでクオリティの乱れを防いだんでしょうねー。タクトくんが面白い顔になっちゃってる回とか私の記憶の限りではなかったですもの。
制作上の限定事項をうまく話の中に取り込めれば佳作を作れるんでしょうねー。