超・初心者向けバーチャロンフォース講座その3「攻撃」

2面での回避訓練、してみていただけたでしょうか。別に85%割ってしまっていても構いません。チャレンジしてみた、という事実こそ重要です。
どんな体力で訓練が終了したとしても、普段2面をプレイしている時に比べれば多い体力で終了させることができたのではないかと思います。
「攻撃せず回避に専念したんだから当然だろ?」そうです。そうなんです。攻撃しなかったから回避できた、これが実はバーチャロンフォース、というかバーチャロンの真実です。
バーチャロンにおいては、すべての攻撃行動には大小あれど、すぐさま別に行動に移れない、という隙を伴います。その間には前回紹介した様々な回避法の内、障害物とボムくらいしか利用できません。
そこを狙うわけです。
そこを狙えば攻撃がヒットするわけです。
逆に言うと、突っ立ってる敵にどんなに一生懸命旋回保存して攻撃しても、前回紹介した様々な回避手段をほぼ全部利用できるはずなので、普通はヒットしないわけです。
というわけで、以下に代表的な狙うべきタイミングを紹介します。

(空中)ダッシュ攻撃終了時

ダッシュ攻撃の終了時はバーチャロンでも特に大きな隙が発生するタイミングです。
ただし、隙と言ってもダッシュ攻撃の後行動可能になるまでは慣性で滑っていくので、真横から通常弾を撃ったのではヒットしない可能性も結構あります。
できれば「軸を合わせて*1」の前ダッシュ攻撃か、レーザー系を滑っていく先に置きましょう。

ジャンプ時

見失った機体の捕捉のためなどに大ジャンプしている敵はわりと格好の的です。
テムジンシリーズの TCW などの上下誘導の強い武器や、レーザー系などの攻撃をヒットさせるチャンスです。
ただし、ジャンプキャンセルでかわされる可能性もあります。

ジャンプキャンセル着地時

ジャンプキャンセルして着地した瞬間は行動不能になっています。タイミングが合えばどんな攻撃でもヒットのチャンスがあるので、できるだけ威力が高い攻撃で狙うと吉です。
この項目とジャンプ時項目で気付いた方もいらっしゃると思いますが、その場旋回を含めた敵機が自機や僚機を捕捉しようとする行動を取った時は攻撃のチャンスです。敵機の視界外へ移動することは攻撃のチャンスを増やします。

ターボ攻撃時

ターボ攻撃は一切のキャンセルを受け付けません。従ってターボ攻撃の動作が見えたら終了するまでは確実に隙が発生します。僚機を狙ったターボ攻撃にはこちらもターボ攻撃やダッシュ攻撃で応酬しましょう。

(僚機との)近接戦闘時

相手の熟練度にもよるのですが……。
近接攻撃自体は様々な方法でキャンセルができるので、実はそう隙がある行動ではありません。ですが、近接戦闘はちょっとのミスで大ダメージを受けるため、目の前の敵に集中している人も多いです。近接戦闘を長々とやっているところに援護射撃を行うのは、まずまず良い手です。
背後から前ダッシュ攻撃とかはレーダーでばれるので、レーザーや、通常弾で攻撃すると良いでしょう。敵にももう1機いることを考えると、そちらをあしらいながら通常弾の垂れ流しがリスクとリターンとしてはいい線だと思います。

置き攻撃の狙いどころ

前回の逆ですね。

  • 回避運動を誘発させてその先へ置く
  • 敵機がステージ端にいる場合に敵機とステージ中央を分断するように置く

歩き RW を垂れ流して回避を誘発させるとなお確実です。狭いところで回避を強要されるのは嫌なので、普通は広いところへ逃げようとします。

敵機と敵機の間に置けばいいので比較的楽に狙えます。
その他としては……

  • 段差落ち狙いの敵機を狙う

ハッター軍曹のトレーニングでも紹介されていたダッシュ攻撃後の滑っている間に段差落ちして隙をキャンセル戦法を多用している相手には段差周辺を張ってるとわりと簡単に引っかかったりします。

  • 近接戦闘中を狙う

これもまあ基本。

  • 近接戦闘中、目の前の敵からロックを外して撃つ

ユカラ撃ちと言われるテクニックですが、わりと博打です。特に真正面に向けて撃つと回り込み近接で斬られるだけかも。ガード多目の相手に有効です。

ここで挙げたタイミング以外でも行動不能を伴うタイミングが攻撃のチャンスです。
逆に言うとそれ以外は攻撃のチャンスではありません。相手の対応が悪ければヒットするかもしれませんが、良ければ回避されて反撃されます。バーチャロンでは攻撃することは攻撃されるリスクを負うことで。特にダッシュ攻撃やターボ攻撃はリスクが大きくなります。
攻撃のチャンスではないタイミングでは歩き RW など、こちらもリスクの小さい攻撃を送るのが理想です。
大抵のパターンでは牽制程度の軽い攻撃の応酬→一方がその中でプレッシャーに耐え切れなくなりダッシュする→そのままの勢いでダッシュ攻撃!
となるので、そのダッシュ攻撃を回避→反撃! となるように繋げたいですね。
各機体の特徴によっては、攻撃しなくともプレッシャーを与えられるので、それを利用して相手の行動を誘発できるようになれば、かなりバーチャロンフォースを理解したといえるでしょう。

  • 例:テムジン A でこちらを見ていない敵機の背後にダッシュで接近する(攻撃はしない)

これをやると敵機は前ダッシュ RW が来たのかと誤認する場合があります。これはテムジン A の売りが前ダッシュ RW だからこそ起こる現象です。
敵機前ダッシュ RW を回避するためにジャンプ→敵機空中横ダッシュ→自機停止・旋回→敵機着地→着地の隙に自機の前ダッシュ RW が命中
これがひとつの理想系です。もし目論見が失敗して敵機が正しく対応したとしても、自機は別にダッシュ攻撃やジャンプを行ったわけではないので、敵機に隙を晒してはいません。
他にも、ライデンはレーザーが怖いので皆正面から逃げようとしますし、エンジェランは竜が嫌なので、こちらを見ていない敵機にロックオン切り替えを行うだけで相手プレイヤーの集中力を削ぐ効果が期待できます。
バーチャロンの基本は「動かして捕まえる」です。是非参考にしてみてください。
次回はその他の行動、というか考え方について説明します。

*1:自機から見て敵機が画面奥か手前へ滑っていくようにする