EPISODE 40 衝動 EPISODE41 抑制

  • おやっさんは五代くんに「何か悩んでるの?」と気遣いを見せるのですが五代くんははぐらかします
  • そういう気遣いは見せるのにいつまで経ってもクウガに触れないのは何なんでしょうか。今回なんかエプロンにまでマーク付けてるのに。わかっててやってるようにも見えない……
  • 奈々ちゃんは朝からオーディションを受けているので、結果が出る頃に連絡すると五代くんは伝えて出かけていきます
  • 警察では、0号(=ダグバ)がグロンギを殺しまくっていることが報告されています。その数162で、クウガが9ヶ月で倒した数40の実に4倍の数。どんだけやばいんだ0号ということで、量産型トライチェイサーの追加投入と五代くんが使っていた試作トライチェイサーの修理が済んだのでこれも投入し、機動力強化による警備の強化が決定されます
  • 一方空港で Lavie をいじって掲示板に書き込みをしているグロンギ
  • 「10月8日11時空を渡る虹の中で二百四十三が消える。そして、16時海に浮かぶ太陽の上で三百二十四が消える。」
  • 犯行予告か! ネット中毒者!
  • その頃大学では五代くん、一条さん、桜子さんがクウガについてのミーティング「クウガグロンギについて丸裸に解明する会」をしています
  • 結構前から出てきたフレーズ「聖なる泉涸れ果てし時、凄まじき戦士出で、太陽は闇に葬られん」の意味が遂に明らかとなります
  • 聖なる泉とは優しさや思いやりなので、それが涸れ果てるとは「心が荒んだり憎しみに支配されること」とのこと。するとあの黒いクウガになって、クウガがダグバと等しくなる……ということなんでしょう
  • 五代くんはかいま見えた黒クウガはベルトが見せた警告だったのではないか、と判断。
  • 「どうなればまずいのか、がわかったから大丈夫! そうはならない!」と力強い五代くんの宣言が出ました!
  • その頃、航空交通管制部にレインボー航空からエマージェンシーが入りました
  • 管制官は最初ハイジャックかと判断したようですがこれはグロンギの仕業
  • と言うか管制官がクリーチャーとか言い出すのでちょっと面白かった
  • 最初はハイジャックとして判断したというのは面白いですね。BLACK の世界とかでしたら即「ゴルゴムの仕業だ!」とかなるはずですけど、そうはならない。実在の地名とか使ってる作劇の思想がこういうところに出るわけですね
  • クウガグロンギ(中略)会」は榎田さんが参加してちょいとブレイク、「熱く語る眉毛が濃い本郷教授」について五代くん、桜子さん、榎田さんで盛り上がっています。本郷教授の名前は猛だったりするんでしょうか!
  • あと五代くんが教授の話で盛り上がってて良かった。五代くんがこの大学に関係ないのに出入りしている疑惑が私の中で膨らんでいたので、OB だとわかって本当に良かった!
  • あと仲間はずれ状態の一条さんちょっとおいしい
  • 会が再開されると、グロンギの技とクウガの技の類似性が語られます
  • 今後グロンギクウガのようにフォームを使い分ける奴が出るかもしれない、というお話
  • やっぱクウガグロンギの力は同質なんですね。悪によってもたらされた力で悪を討つ、という仮面ライダー永遠のテーマ
  • そこで今回のメガネグロンギの凶行の連絡が入ります
  • 飛行機で殺戮をした後、機長は殺さずに犯行声明を伝えて飛び降りたとか何とか
  • なんかこういう話を聞くとルールのあるゲゲルでむしろよかったと言うか、無差別だったら猛烈に大変なことになってたんだろうなという……
  • グロンギの上陸予測地点で緑に変身して待ち構えるクウガですが、その感覚の鋭敏さがなんか変な白い奴の殺気を拾ってしまい今回のグロンギへの警戒がおろそかになり串刺しに!!
  • 前から思ってたんですけど今回特に顕著だったんですが、こういう時の痛そうな演技がオダギリジョーはめちゃくちゃうまいと思います。マジ苦しそうで聞いてて気分悪くなりそうなくらい
  • これでクウガは白になってしまいダウン、今回のグロンギはそのまま逃走、変な白い奴もいなくなってしまいました
  • 警察は今回のグロンギの犯行予告を確認、324人の殺害現場と予告された「海に浮かぶ太陽」が何であるかを必死に探ります
  • この後、オーディションを放棄して帰って来た奈々ちゃんと五代くんのやりとりが秀逸でした
  • 奈々ちゃんはオーデで「好きな人が目の前で未確認に殺される演技」を要求され、「先生が未確認に殺されたのが役に立ちそうだね」と言われ憤懣やるかたなく、飛び出して来てしまっています
  • おやっさんに「殺してやりたい」と怒りをぶつけます。
  • おやっさんはそこは否定しません。「でも、そうは思っても実際にはやらないよな」決して、頭ごなしの話し方ではありません、が、奈々ちゃんはいまひとつ納得が行かずまた飛び出してしまいます
  • そこへ駆けつけた五代くん
  • 奈々ちゃんは叩いてやりたいと言いますが、五代くんは拳を見せて「これを使ったら嫌な気分になった」と言います
  • 怪人とはいえ、暴力での決着は望むところではない、という五代くんです。グロンギとだけではない、そんな嫌な気分ともずっと戦ってるんですよね
  • 「人間だからさ……大事なのは間違えてるってことをわかるように伝えることじゃないかな」
  • 「そんなんじゃ、気済まへんやないですか」
  • 五代くん、ちょっと詰まった。自分もそうだったから、ついこの間そういう戦いをしてしまったから。
  • 「でもこう(殴るモーション)したら、こう(殴られるモーション)くるかも知れないじゃない」
  • いつ終わるとも知れない戦いに身を投じている五代くんが言うからこそ、すごい重みがあります
  • 「さっきから五代さんの言ってること、綺麗事ばっかりやんか!」
  • 五代くん、ちょっとひるんだ。自分は、綺麗事で片付けることはできていないから。でも、そこでごまかしたりはしない
  • 「そうだよ」
  • これ、言えちゃうのってすごいですよね。でも自分が綺麗事で片付けられていないからというのもあるかも
  • 「でも、だからこそ、現実にしたいじゃない。本当は綺麗事がいいんだもん」
  • 「これ(拳)でしかやりとりできないなんて、悲しすぎるから」
  • 五代くんは深い悲しみに包まれながら戦っているんですね……
  • そこへグロンギ出現を伝える無線が入り、五代くんが振り返ると奈々ちゃんはいませんでした
  • 五代くんはグロンギの目標であるさんふらわぁ号へ急ぎます。途中「どうでもいい殺しはさっさと終わらせて、もっと大事なゲームを早く始めたい」というグロンギの書き込みに怒りに震えます
  • ゴウラムで先にさんふらわぁ号に乗り込んだクウガは、必死に怒りを鎮めようとしていました。さっき奈々ちゃんにああ言ったばかりですし
  • また、グロンギは海中から銛を投擲しました。間一髪でこれをかわしたクウガは、銛をロッドに変えて青の金の力で攻撃します
  • 一方グロンギグロンギで予測されていた通り銛を作り出す能力を剣を作り出す能力に切り替えて襲ってきました
  • 青の金が通じないと見たクウガは紫の金、二刀流でグロンギを刺し貫くとともに水落ちしました
  • さんふらわぁ号の上で爆発すると被害が大きすぎるからでしょうね
  • 船の上から五代くんを探す心配そうな一条さん素敵
  • その目の前で浮上する五代くん。今回はサムズアップ出ました!
  • その五代くんがポレポレに帰ると、奈々ちゃんのサムズアップが出迎えてくれました。結局奈々ちゃんは暴力には訴えなかったわけです
  • いや、今回の五代くんの説得は本当に良かった。実際に辛い思いをしている五代くんだからこそ言葉に猛烈な重みがあって、綺麗事と流せない迫力がありましたよね。もうクウガも終盤ですが、あれが今のところベストシーンかなあ……。