昨日の頭脳バトル

いやー昨日の頭脳バトルは熱かったです。
マップは争覇。70万石に最初に到達した人の勝利です。争覇マップというのは、九州にゲーム中に登場するすべてのプレイヤー大名を集めて殴り合いさせようという愉快なマップです。このマップでの初期配置が実にいい感じにできています。
切り札・特技共に強力な最強と目される北条家はマップの中央近い名護屋城に存在します。他の大名は初期戦力7なのになぜか8あり、さらに切り札が強力な上杉家はすぐに北条と激突するように唐津城に配置されます。以下、毛利は小倉城、織田は府内城、伊達は松尾城、長宗我部は佐土原城、武田は肝付城、島津は内城と、あまり強くない大名ほど辺境に配置され挟撃などを受けにくくなっています。NPC 大名は柳川城に龍造寺(北条に強く、上杉に弱い)、人吉城に徳川(島津に強く、伊達に弱い)、飫肥城に大友(武田に強く、長宗我部に弱い)が存在しており、出切るだけ平等な条件でゲームをやりたいということでしたら、このマップを選択するのがいいのではないかと思います。
さて、大名選択ですが、私は4人中1番目でした。なので、北条を取ろうかなと思ったのですが、やっぱ真ん中はしんどいので、上杉を選択しました。上杉は北条にあまり不利ではないので、他の人も北条を取る気をなくしてしまえば優位ではあります。
と思ったら2番目の方が躊躇なく北条を選択。ですよねー。
3番目の方は我々から離れた位置をと考えたのでしょう。武田を選択。4番目の方は織田。おおっと、やや北寄りに固まってしまいましたね。
今回の私のデッキは以下の通り。

名前 戦力/知行(コスト) 兵科 特技 切り札
上杉謙信  8-0 騎馬 車懸 飯綱法
三好長逸  2-1 騎馬 なし なし
織田信友  2-1 鉄砲 なし なし
織田帰蝶  3-3 足軽 治療 魂冷え
宇喜多直家 5-4 足軽 混乱 牛頭の息吹
遠山つや  2-2 鉄砲 混乱 なし
細川玉子  1-2 鉄砲 交渉術 同盟の勅命
真田幸村  8-7 騎馬 偽装 ど根性

今考えるとはっきり織田信友三好長逸が不要なので、合わせて2コスで徳川瀬名を入れれば良かったです……。
北条軍が今川氏真を投入しているので、いつも使っている細川玉子による玉子ディフェンスが通用しません*1
普段使っている徳川瀬名が持っている、味方の戦力を全回復する「豊穣の海」がなく*2、適度に弱った謙信が城も落とせず回復もできずさまよって仕事しなかったり、真田幸村が偽装を発動できず削られまくって死んだり、他プレイヤーの「同盟の勅命」の効果により城送りになったりして*3仕事しなかったりしました。
空きマスの回収は手駒が多かったので割と順調に進み結構1位でいるタイミングは多かったのですが、北条や織田への攻撃に夢中になって COM 毛利を放置し、背後を突かれて石高を減らすなどして一気に最下位まで転落した上、結局織田の城も北条の城も落とせず福岡県佐賀県長崎県のエリアから外に出られないまま、といったような割とまずいプレイが目立ちました。毛利は織田が潰しています。
残り10ターンというところで、我が上杉は織田に押し込まれて唐津城しか所持せず4位。2位の北条とは同盟していました。城が少ない分戦力の集中運用ができます。仕官してきていた伊達成実真田幸村三好長逸による騎馬集団を織田小倉城へ、足軽、鉄砲は二手に分けやはり織田の柳川城へ向かわせます。鉄砲で戦力を削って足軽隊で柳川城を落とします。騎馬隊側は織田の鉄砲に1回攻撃を受け戦力減少、三好長逸が脱落しています。この頃謙信は戦力6となり城を落とせないので岩尾城と小倉城と府内城の間をふらふらしていました。
空の小倉城*4へたどり着いた幸村+成実11戦力ですが、このまま小倉城を攻撃しても、城の方が戦力が少ないため城内から駒が出てきて落とせないのが確定しているので、ここは使いどころと思い飯綱法を使用、幸村+成実が城より先に行動して落城させます。残りの織田の城は岩尾城と府内城の2つ。そのまま幸村+成実は府内城へ向かわせようとしますが、途中で北条が武田との戦いの中で必要だったのか輪廻凍結を使用し1ターン北条以外停止となります。この時1位北条37万石から4位武田までなんと7万石の僅差。ここで残り5ターンとなり評定となります。
私は北条との同盟を切り、収入をあらかた味方主力の増強に注ぎ込みます。セオリーだと僅差なのですから、城を増強して石高を上げるべき*5ですが、何か熱くなっていたのですっかり忘れていました。この時熊谷信直と、後一人鉄砲隊が仕官しています。
残り5ターン。他大名は評定で城を増強したらしく私は4位となっていました。
幸村+成実のは太宰府で謙信と合流しますが、謙信の車懸りより幸村の偽装の方が重要であり、しかも車懸りの方が発動率が高く邪魔となるのですぐ別れさせます。戦力15となって府内城下までたどり着いたのが残り4ターン。たくさん仕官してきた鉄砲隊は既存の鉄砲隊とタイミングを合わせて柳川城から出撃します。これも残り4ターン。
残り3ターン。府内城の戦力は城9+武将18なので戦力15の幸村成実隊には落とせません。が、手持ちに残った切り札「ど根性」を使用すれば戦力が倍の30となり落とせます。でも、ど根性を使った次のターンには味方の駒の戦力がオール1となってしまいます。残りターン数が少ない状態でそういう状況に陥ってしまったらフォローが効きませんので迂闊には使えません。まあ、この残りターン数まで来てしまっているのでしたら「次のターン」が存在しないラストターンに使うのがセオリーです。ラストターンまで戦いが続いたら全大名が「ど根性」を使うとかよくある光景です……が。
このターン幸村成実隊は静観。府内城から鉄砲隊が2部隊攻撃を仕掛けてきましたが幸村の「偽装」によりノーダメージです。鉄砲隊戦力合計15くらいは岩尾城下に到着しました。
残り2ターン。ここで「ど根性」です! 幸村成実隊はやはり府内城内の鉄砲隊から攻撃を受けますが偽装でノーダメージ。幸村成実戦力30>府内城防衛隊18で府内城陥落。さらに岩尾城でも鉄砲隊が攻撃を仕掛け攻撃部隊戦力30>岩尾城防衛隊戦力26で鉄砲隊勝利。これで織田は城をすべて失い上杉に領地をすべて献上し従属状態となります。これで上杉は72万石となり大勝利! 敢えてセオリーを外してうまく行きましたね。「その無備を攻め、その不意に出ず」ってやつですよ。これで3人戦、4人戦、4人戦で3連勝です。2戦目は頭脳バトルランキング10位に勝ってますし、ブランクが大幅に開いていた割には最近調子いいです。ランキングも200位ぐらい急上昇して今190位くらいです。

*1:玉子の交渉術は自分の戦力より多い敵軍が進行してきた場合、その侵攻をなかったこととするのですが、今川氏真は玉子と同じ戦力1なので発動せず、兵科相性により玉子側の戦力だけ減って突破されてしまうのです

*2:しかもしばらくの間入れてる気になって考えもなく消耗してしまったのがさらにまずい

*3:1位と強制的に同盟を組む切り札です。同盟は6ヶ月ごとの評定の際に両者で合意が取れた場合のみ継続となりますので、評定の前のターンに発動させると同盟後即同盟破棄とできます。同盟が切れたタイミングで同盟国の領地に存在するコマは城内に戻されて2ターン出てこられません。これを利用すると、評定の直前のターンに、1位の勢力に対して絶対に勝てないマスが存在した場合に「同盟の勅命」を使用すると、同盟扱いになるためそのマスは防衛でき、しかもそこに投入された戦力はすべて城送りになり2ターン運用できないことになります

*4:小倉城隣のマスのこと

*5:城の防衛レベル1=石高1万石