世界樹の迷宮買ってみました

まだクリアしてないゲームいーっぱいあるのに買いました! もう積むの覚悟と言うか! 地獄への第一歩だな。こうなったらアスカ見参のラストダンジョンまだ終えてないですけどシレン DS も買ってしまいますか。
というか世界樹の迷宮に関しては入手するまでがひとつのクエストだったと言いますか! 昨日近所の店に1個だけあって良かった良かった。
このゲームは1つの3Dダンジョンに延々と潜り続けるというやつで、ウィザードリィっぽい雰囲気です。パーティは5人まで参加できて、前列に3人後列に2人、もしくは前列に2人後列に3人の編成ができます。直接殴り合えるのは前列だけ、ということはなく、単に後列は殴られにくいというだけで普通に敵から殴られますし、敵を殴ることもできます。敵に前後列の概念はありません。
選べるキャラクター(職業)は9種類。
http://sekaiju.atlus.co.jp/index.php?catid=3&subcatid=7(公式サイトのキャラ解説です)
というわけで、まずはパーティを結成せねばなりません。……の前にギルド名(パーティ名)を決定しなければなりません。かっこいい名前を付けようと思ったら漢字が使えないので1度絶望。ひらめきでストライダーズと名付けようと思ったら、6文字までだったので、もう「チームはせお」にしました。後悔はしていない。
こういうゲームの常として初期段階では特殊攻撃(魔法)系は序盤はさほど強力ではないと思いましたので、まずは前列3人、後列2人という枠組みを決定。
まずヒーラーは必要でしょう、ということでメディックを投入。衛生兵はやく! メディックは私が RPG をプレイする際、主人公が女性の場合につける名前でセレナと命名
序盤はさほど活躍は期待できなくとも、剣が通じない敵というのは往々にしているものですし、育てないことには何ともなので魔法っぽい攻撃をするアルケミストを投入。名前は女性の場合のセレナに対して男性の場合にアルフレッドと名付けるのでこれを。これで後列は決定。
前列はパラディン大好きなので即投入決定。名前はフィーリングでアテナ。あとはダークハンターを入れて、名前は見た目からディンゴANUBIS の。そしてブシドーのジュウベイを入れようと思ったら最初はブシドーのキャラ作成できないんですね……。仕方ないのでソードマンのストライダーを加入させました。
こんな感じですね。

Front> ストライダー:ソードマン アテナ:パラディン ディンゴ:ダークハンター
Back >     セレナ:メディック     アルフレッド:アルケミスト

キャラにはそれぞれスキルポイントというものが3ずつ割り振られ、これを消費することによってスキルを入手します。スキルには取得すると特定のコマンドを使用可能になるものや、常時効力を発揮するもの、HP や TP*1や攻撃力にボーナスを与えるものなど様々です。パラディンは味方のダメージを軽減するコマンドを入力可能とするスキルを、ソードマンとダークハンターは能力底上げ系を取得し、メディックは回復コマンドキュアを、アルケミストは炎属性の非物理攻撃、火の術式を入力可能とできるようにポイントを割り振りました。
さて、1F には門番のような兵が立っていて、「落ち着いた口調で、君たちに話しかけて」きます。出てくるメッセージはこのように説明する文章が多いです。「君達はこの茂みの中を覗きこむか、またはこのまま引き返すことができる」「さあ、剣を取って戦うのだ!」といった按配です。この少々大仰な感じが訳された古い外国製の RPGゲームブックを彷彿とさせます。
話がそれました。その門番っぽい兵士が言うことには、この1階の地図を完成させられるぐらいでないとこのダンジョンでのたれ死ぬの確定だから、まずはこの階の地図を作れ。できたら通してやる、とのこと*2
このゲームの面白いところは、DS のタッチパネル部は基本的にというか根本的にマッピングに使うものだということ。他の操作には使いません。いついかなる時もペンを使ってマッピングできるのですね。随分思い切った設計をしたものです。
戦闘のバランスとしてはぬるくないです。前衛の最大HPが初期で25ぐらいなのに敵のアタックは1回で7〜10発*3程度入れてきます。しかもこちらの攻撃1発では雑魚敵も倒せません。大体2〜3発。敵の編成は大体2〜3匹なので、アルケミストの魔法*4も毎戦闘使う感じなのでそう長い間潜ってはいられません。ちょっと地図を拡大したら街に戻って、敵を倒しても金が増えない代わりに手に入る換金用のアイテムを売って宿屋で休む。どうもこちらのレベルによって宿泊費が変化するようで、場合により1回の潜りに対して収支が+50エン*5程度だったりして、なかなか冒険者も楽じゃない。
地図を広げていく中であからさまに怪しいところがあったので敢えて引っ掛かってみたら最大HPが40程度しかないのに一撃で18発喰らわせてくる敵とかが3体も出てくるというアクシデントに遭遇しストライダーが初の死者に。まあ何とか死者はひとりに留めたのですがひいいいい収支最悪。やはり冒険者は楽じゃない。
まあ、そんなこんなで1階の地図を完成させる頃には、レベルも8となり雑魚敵もようやく一撃で倒せるように。もうそろそろ大丈夫だろうということで、2階へ。でもこれが良くなくて、さっきの罠で出現したやばい奴が普通にワンダリングモンスターとして出てくるのです。まあそいつはアルケミストの火の術式で一発なのでいいのですが、同じくらい攻撃力を持つウサギが火の術式で一発かどうか微妙なところ。こりゃやばい、夜になってきたしウサギが複数でてきたらやばいことですよと、引き返し始めたところでーたーウサギ2匹。ギャフン。運の悪いことにクリティカルが連続で発生しアテナが二人目の死者に。
準備を整え、日の高いうちに再び2階に踏み込むと、恐ろしい吠え声が聞こえてきます。「これまで遭遇したことのない、恐ろしい敵が近くにいるのだ!」とかアナウンスが。マップにその敵の位置が表示され、こっちが移動したり戦闘で1ターン消費したりするごとにやっこさんも1マス移動します。今は準備万端なのでいっちょ受けて立とうじゃないかと戦闘開始。
シシ神様! シシ神様じゃないか!*6
あ、曲が違う。ボスだ。
シシ神様はこちらを混乱させてきます。むあーディンゴが混乱したーとか思ってたら、3ターン目に初めて打撃が。ってちょっと待って48発って何ですかディンゴ HP 満タンでも即死なんですけど! っていうか前衛の攻撃が5〜7発しか入らないんですけど! ここまでディンゴストライダーは能力底上げ系のスキルしか取っておらず、特殊行動が取れなかったのが最悪な方向に寄与しました。アルケミストの術式は25〜35発入るのですが焼け石に水状態。アルケミストも即撃沈して初の全滅と相成りました。
これじゃレベルいくつか上げるぐらいでは敵わないような気もするなーとも思いつつ、レベルを全員9まで上げて再挑戦。
ディンゴには毒属性の攻撃ができるスキルを持たせてこれで殴って大体12発。ストライダーは「ウォークライ」で防御力を犠牲にして攻撃力を上げ大体一撃で15発程度。アルケミストの火の術式が大体40発。パラディンが「挑発」で敵の攻撃を集めようとするのですが素早さが足りなくてどうもうまく行かず、ひたすらアルケミストに攻撃が飛ばないように祈りつつ戦う羽目になったのですが、あと少しというところでアルケミストが撃沈。ここからパラディンも攻撃に参加して何とかシシ神様を葬ることができました。いやー手強い敵だった。後からわかったのですが HP は330だそうで。何という難敵。先が思いやられるぜと思ったらまたさっきの吠え声が……まだこのフロアにいるのかよ!
というところです現在。
文章にナレーションが多いと書きましたが、これによってかもし出される雰囲気が非常に私に合っていたというのと、ウィザードリィばりの厳しめの戦闘バランスが気に入りました。あとひさびさにマッピング楽しい! と思わせてくれたのも大きいかなあ。結局は回顧なのかも知れませんけど、Wiz よりはライトなバランスで、DS でプレイできるというのが大きい。現代での3Dダンジョンものの、実に正しいありようではないかと思いました。もうちょっと潜ってきます。

世界樹の迷宮(特典無し)

世界樹の迷宮(特典無し)

*1:ドラクエでいう MP

*2:マッパーがパステルだとクリア不能なミッションだ!

*3:この「発」は、「ポイント」です。7ポイントのダメージ=7発、です。何か古い感じが懐かしいので TRPG で使われる用語を使いたくなりました。

*4:このゲームでは術式といいます

*5:この世界の通貨は"en"

*6:相手は凶暴化した鹿でした