シナリオモードの思い出

パワプロのシナリオモードの話でもしましょう。
パワプロのシナリオモードでもっとも印象に残っているのはパワプロ3*1のシナリオ9「壁」です。

95年の西武はオリックス以外のチームには大きく勝ち越しているのに、オリックスとの直接対決に5勝21敗と負け越して3位に甘んじる結果になった。
6月14日の対オリックス戦に負けてから対オリックス15連敗。
6月15日から後は首位に返り咲くことはなかった。
しかし、6月30日からの3連戦の最初の試合を勝っていれば、また違った流れになったかもしれない。
リリーフエース平井を打ち崩して、王者の地位を守れるだろうか。
6月30日 西武球場 西武×オリックス
8回裏の攻撃 3対2オリックス1点リード 無死無走者 打者:佐々木(普通) 投手:平井(絶好調)

この年の西武は本当にオリックスに対して*2だらしがなく、オリックス戦となれば私は臍を噛んで噛んで噛んで噛みまくっていました。オリックス戦を五分だったら優勝できていたのです。で、そのオリックスの快進撃を支えたのがリリーフエースの平井。15勝27セーブ(42セーブポイント)とか正気の沙汰じゃない。
このシナリオでも平井は絶好調でストレートは MAX 157km/h だわフォークはめちゃくちゃ落ちる上に 140km/h とか出るわ、こっちは清原がケガしていて*3、4番垣内のファースト森という非常にアレな状態。
まさに「打てるかバーロー!」という感じなのですが、実際の平井の投球を見ていると「打てるかバーロー!」という感じだったので非常に納得が行き文句を言う気が起きません。と言いますか、むしろこの「打てるかバーロー!」な平井を打ち崩してこそこちらも溜飲が下がるというものなので、平井の前に佐々木や垣内が何十人も空振り三振に沈んでいながらも悪鬼の如き執念でプレイを続けたある日、佐々木、垣内と連続で平井のフォークを完璧に捕らえ、スタンドに運んで逆転した時は本当に胸のすく思いでございました。
まあその後橋本(絶不調)が打ち込まれたんですけど。ベンチに残ってる鹿取も不調でね……ウウッ! まあその後は数回でクリアできたのでまあ良かったんですが。
このシナリオ「壁」ですが、難易度は4が付いてるんですけど絶好調の平井を打てって時点でほぼ無理ゲーだと思うんですよ。他に難易度5のシナリオありますけど、このシナリオが一番難易度高いと思います。今懐かしさのあまり引っ張り出してプレイしてみました。クリアデータは消えていました。で、平井ちょう打てない。やっぱり無理ゲー。っておい、フォークで145km/hとか出てたぞ今! ふざけんな! くそう、憎い憎い平井め! 熱くなりすぎて右手親指が痛いんですが。強く押したって打球は遠くへ飛ばないよ。
ちなみに、難易度5のシナリオは以下の通り。

シナリオ4 横浜ベイスターズ「奇蹟」
「勝負はゲタをはくまで判らない。」
7/16の横浜−巨人戦は、まさにそういう試合だった。
5回を終わった時点で、7−1。もはや巨人の勝利は動かしがたく見えた。
しかし、まず7回にローズが2点差に詰め寄る満塁ホームラン。
これで試合はわからなくなったが、その後の9回裏ニ死走者なしの状況で、ほとんどの観戦者は巨人の勝利を確信したはずだ。
実際の試合では、石井・波留の連続ヒットの後に鈴木がサヨナラ3ラン。
野球は最後まで目が離せない。
7月16日 横浜スタジアム 横浜×巨人
9回裏の攻撃 7対5巨人2点リード 2死無走者 打者:石井(絶好調) 投手:木田(普通)

シナリオ6 阪神タイガース「裏天王山」
阪神の球団創立60周年。
しかし、シーズン開幕より伸び悩み、6月には早くもペナントレースから脱落、終盤はチーム全体にやる気が見えず、結局借金38という無残な成績に終わった。
シナリオは、すでにペナントレースから置き去りにされた2チームの、最下位争いを再現している。なお、実際の試合では、たった2時間13分で今中に完封をされている。
9月5日 名古屋球場 中日×阪神
9回表の攻撃 1対0中日1点リード無死無走者 打者:クールボー(絶不調) 投手:今中(絶好調)

阪神のシナリオは難易度5付き過ぎ。

*1:1995年データ

*2:とも限らないか……

*3:右肩亜脱臼でしたね