昨日アニメドリブンとか言った件について


で、「朝霧の巫女」はその後どうなつてしまつたのでせう。
感情が大きく絡んだ話のため、とっ散らかった文章になると思いますのでお断りしておきます。
順序を追って説明します。
ARIA の場合は、マッグガーデンの主力商品と言えるものがこれしかないので、『成恵』のようにほったらかしにされることはないと思っており*1、その点に関しては心配はしていません。
もっとも、一時期非常に品薄だった天野こずえ画集が、重版が掛かったわけではないのに、なぜか各地アニメイトで急に目撃されることになった、という話があります。
これはアニメ終了にともない一般書店から返品されたものがアニメイトに流れているのだろうな、と観察していますので、ある程度の露出規模の縮小は避けられないとは思っています。
今回私は「アニメの終了に間に合わせるように突貫工事で作られたゲームへの不満」をきっかけにして、ARIA アニメ終了に伴って、ファン活動の規模*2が小さくなっていくことに関して「冷たい」と文句を言ったのでした。

もっとも、ついこの間*3 ARIAオンリーイベントが募集スペース数いっぱいで開催されたという事実がありますので、ここから考えると、文句を言うほど小さくなってはいないとも言えそうなのです。

一方、このイベントとは別口のルートで手に入れた某サークルの同人誌には、アニメ終了したし、とは書いていませんでしたけど、これにて ARIA で本出すのは終了と書かれており、それを見て「なんだとこの野郎、貴様それでも ARIA ファンなのか」と頭に血を昇らせたことがありました。

冷静に考えれば、あの文句は、このできごとと『朝霧の巫女』の際の記憶が生み出した被害妄想のようなものと言えるかも知れません。みっともない。私は誰と戦っていたのか。

で、朝霧の巫女で起こったこととは、大体以下のような感じです。

  • まだ原作の量(ネタ)があまり多くないのにアニメ化が決まりました
  • 朝霧の巫女には天皇とか民俗学的なネタが多いのでそのままではテレビアニメとして放送できそうにありません
  • 原作の宇河氏の提案もあり、内容はライトな方向へ路線変更となりました
  • 巫女三姉妹の長女の声優が林原めぐみに、化け猫の声優が堀江由依に決まり、「おいおい、せめて逆じゃねえの」と思いました*4
  • アニメが始まりました
  • 宇河氏作品オンリーイベントが開催できるほど、ファン活動が活性化されました
  • アニメの前半の出来はひどいものでした
  • 一説には、このひどい出来のせいで宇河氏が鬱病気味になったとも言われています
  • アニメの監督が外注の作画の出来について怒りのメッセージを自分のサイトに掲載しました
  • しばらく後、そのページは見られなくなりました
  • 私は意地になって最後まで見ることにしていたのですが、アニメ終盤の出来は、まあなかなか悪いものではありませんでした
  • が、その頃にはもうアニメから入ろうとしたファンからはわりと見離されており、また原作ファンもわりとアニメを見離していました
  • アニメ終了
  • ファン活動はまったく沈静化しました。Web 上で朝霧の巫女のイラストが新しく見られることはほとんどなく、コミックマーケットにおいても私の左はエクセルサーガのサークルで右はトライガンのサークルといったような状況。
  • 「それでも朝霧の巫女のファンなのかよう……」*5

この時の記憶があったので ARIA でも同じことが起きるのか! と恐慌状態になってしまったのかなあと思っています。

*1:というか、ほったらかしにする手はない

*2:Web サイトや同人誌などでイラストとか小説とか漫画とかを発表すること

*3:11/5

*4:この項、かなりどうでもいい

*5:上の「それでも ARIA ファンなのか」より、7割ぐらい弱気