劇場版ゼータ3「星の鼓動は愛」見てきました
1と2見てないんですけどね。
物足りない部分はありつつもこれで良かったと思います。
以下ネタバレを含むため続きを読む記法で。
- サラが可愛かった
声優が変わった影響なんでしょうか？ どのシーンで、というのはないので素がとにかくサラから受ける印象が大きく変わって、うーむこれならカツがいかれちまうのも仕方ないのかなといった感じに。
- カツはカツ
うん、その、何だ。
- エマさんとヘンケン艦長が凄くいい感じ
カミーユやクワトロなんかも含めて、ブリーフィングルームでケーキ食べながらいろいろ話しているシーンで、ヘンケン艦長はエマさんに「スプーン咥えながら話すのやめてください」「それは私のケーキです」と窘められて目を白黒させっぱなし。何というかかわいらしい。
また、ヘンケンの乗艦のラーディッシュのリーゼントのオペレーターが妙な存在感を発揮していたのですが、エマさんのマーク2がピンチの時にはそのオペレータ主導でヘンケン艦長が命じずとも自発的にマーク2のために艦が動くことになって、そこでヘンケン艦長が「……すまない」
素晴らしい。一番素直に応援したくなるカップルでした。ウウッ……！
- ミネバが完璧な幼女に
配役偏向になりミネバのセリフがセリフがやたら舌ったらずな感じになりました。
物事をちゃんと理解できないような子供が政治の道具に使われている、という感じが強く出るようになっていましたね。
あと、最後の後日談的なシーンでハマーンがミネバに地球に留学するための手配をさせていました。ZZのミネバは影武者だったということですが、何故影武者かはクワトロが攫ったとか諸説あったのですがそういうことだったのですね。ハマーンがミネバのことをちゃんと大切に思っていたことが判ってよかったです。
あとクワトロに攫われていたとしたらと考えると色々と暗澹たる思いに囚われますからね……。
ジェリドを殴るシーンがぼかされたり、周囲の状態を気遣うシーンが追加されたり、ウォン・リーに修正されるシーンが削除されたりと、劇場版では尖がったところが削られているということでしたが、でもエマと宇宙空間で話している時にヘルメットのバイザーを無意識の内に上げてしまうといったシーンはそのままで、劇場版においても結局は狂っていっているので「ハッピーエンドになるって聞いてるけど大丈夫なのかなこれ」と思いながら見る羽目になったのでした。
最後のシロッコとの対決シーンで、カミーユがハイパー化してウェイブライダー特攻を仕掛けて、ヘルメットのバイザーがバリーンと割れて、「あああああいかんいかんいかんカミーユおかしくなる」と思ったのですが、シロッコの「私だけが……死ぬわけがない……貴様の心も一緒に連れていく……カ、 カミーユ・ビダン……」のセリフはいつまでも出てこなくて、当然出てくるものだと思った私は精神的につんのめるような格好になったところへ、ファが駆けつけて「カミーユ！ 生きてるんでしょ！？ カミーユ！ 返事をして！ カミーユ！！」と、確かテレビ版と同じセリフを。
一瞬間があって、背中の羽根とかを脱落させながらモビルスーツ形態に戻るゼータ。「ぷはあっ！ 動いた！」カミーユ無事でした。あとはファとカミーユが抱き合いながらお互いに無事を確かめ合うのを、サエグサに実況されるわけですが、笑い死にするかと思った。「カミーユ、無事なのよね、手も足もちゃんとあるのよね」とかサエグサが急に言い出すから何が起こったのかと思いましたよ。
（追記）
カミーユがシロッコに向けたセリフなのですが、テレビ版では「戦争を遊びに〜」と言われていたのが「戦争を手段に〜」に切り替えられていて、ウェイブライダー特攻の直前のシーンでもカツのセリフが変更されていて、テレビ版では人の命の大事さを感じるカミーユVS感じられないシロッコだったのですが、劇場版ではそれが少し変更されていましたね。人の気持ちを、周囲を判ろうとするカミーユVS一人で閉じこもるシロッコ、という対決になっていたようです。
その辺が劇場版では狂い始めながらも精神崩壊に至らなかった原因なのではないでしょうか、などと。
- メサ中尉
新しいMSを手に入れるたびにはしゃいで好きな子に見せに行くメサ中尉ですが最期の告白シーンが削られて報われないことこの上ない。
- クワトロ
やはり
シャアは
ダメな子だ
な
総括
どうも最後のシーンでカミーユが壊れることをどこかで期待していたらしく、というか当然壊れるものだと思っていたので？ それがなかったため精神的にずっこけそうになったということも含めて、いくらかの物足りなさは感じました。が、こっちの終わり方のほうが私は好きです。エマさんとサラの魅力もわかったし。
ところでどうでもいいんですが一見F91っぽい最後のカミーユとファの抱き合い方がどう見ても（以下略）
ところでこんなの見つけました
混ざり過ぎ。
カミーユ 「わかるまい。戦争を遊びにしているシロッコに、この俺の体を通して出る力が！」
シロッコ 「体を通して出る力！？ そんなものがＭＳを倒せるものか！！」
カミーユ 「俺は人は殺さない！ その怨念を殺す！」
シロッコ 「ジオ！動け！ ジオ！なぜ動かん！？」
カミーユ 「お前の時代は終わった！！！」
シロッコ 「若造がー！！！」
カミーユ 「ここからいなくなれー！！！」
ジオに突っ込むＺガンダム
シロッコ 「私だけが・・・死ぬわけがない・・・貴様の心も一緒に連れていく・・・カ、カミーユ・ビダン・・・」
カミーユ 「僕は嫌だ！ このままシロッコに連れて行かれるのは嫌だ！ 僕はこの手でＺガンダムと別れる！」
シャア 「ハマーン！ カミーユの言うとおりだ！ 自分の牙の落とし前くらいは自分でつけよう！！」
ハマーン 「そうよ！ みんな、星になってしまえ！！！」
キュベレイ、百式、爆発
カミーユ 「ララァ・スン･･･浄化を！」
光に包まれる宇宙
Happy Birthday To You･･･Happy Birthday To You･･･Happy Birthday Dear Children･･･Happy Birthday To You･･･
裸で宇宙をすっ飛んでいるシャアの魂、バスクの魂、ヤザンの魂、ヘンケンの魂、無数の魂たち･･･
それゆえに、ハロの伝える宇宙世紀の物語を伝えよう･･･
みんな、走れ！！！
【機動戦士Ζガンダム劇場版 星の鼓動は愛 〜完〜 】
