新・平家物語9巻まで読みました

まだ7冊あるのか長いな! とは言っても文章が読みやすいのでここまでも特に苦になりませんでした。さすがは国民的作家と呼ばれた吉川先生。
さて、遂に栄華を極めた平家も清盛を失い、指導者に人を得ず急速に力を失い、木曾義仲の猛追の前に都落ちを余儀なくされました。うむ、諸行無常
平家に代わって都に入った木曾義仲でしたが、頼朝とは仲違いしてるし頼朝から匿ってあげた筈の叔父十郎行家は隙あらば義仲を出し抜こうとするし後白河法皇からはいきなり嫌われてるしで気の毒。というか都に入った時点でもう破滅が見えている感じ。平家は結束力が高いけどどうも源氏の人達は仲違いするし陰湿なイメージが。
義仲は政治的センスがないために周囲の陰湿な人たちに囲まれて、本人はそんなに悪人でもないのに、ちょっと部下を統制できなくて田舎者なだけなのに可哀想だ。ほんと源氏の人達は陰湿だ。
そう言えば戦に強くて政治的センスがないために酷い目に遭うと言えば義経も同じかなと。陰湿な源氏の中にあってからっとしているから義経は人気あるのかなあと思ったのですがじゃあ何で義仲は人気がないのだろう。やはり部下が統制できなくて田舎者だからか。
おおよしなか しんでしまうとは なんといなかものなのじゃ!
要するにイギリス人は鼻持ちならないと言うことでよろしいか*1

*1:たぶんvictoriaのやりすぎ